対象年齢6歳以上、但し性的表現あり…?ドイツの矛盾目立つSteamストア表記に突っ込みを入れる海外ゲーマー達

ドイツではビールも14歳から飲めるから…というわけではありません。

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対象年齢6歳以上、但し性的表現あり…?ドイツの矛盾目立つSteamストア表記に突っ込みを入れる海外ゲーマー達
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古今東西様々なゲームが開発されている現代。その一大マーケットの一角を担うSteamにも当然様々なジャンルのゲームが集まります。その中には当然いわゆるお色気要素を含む物や、もっと過激な物も含まれるのは言わずとしれたこと。一方で人権意識の向上やリテラシーの関係から、そういったコンテンツのゾーニングやその存在自体に対しても時に厳しい目が向けられるのが世の常です。そんなSteamのゾーニングや年齢制限について、海外ゲーマーからの面白い視点での突っ込みをご紹介します。

対象年齢6歳以上、但し性的表現あり…?

Sexual content, nudity, hentai. German age rating: 6
byu/GregoriousT-GTNH inSteam

事の発端はRedditerのGregoriousT-GTNHが投稿したストアページのスクリーンショット。ユーザー定義タグとドイツでのレーティング部分を切り抜いたその内容は、「性的表現」「ヌード」等のタグと対象年齢6歳以上というかなり矛盾を感じるものとなっています。

これに対しRedditer達の多くに見られた反応が「ドイツだから仕方がない」といったものでした。というのもドイツはビールを合法で飲める年齢が早いことで知られており、彼らはそれに因んでこの矛盾を茶化している様子。「6歳はドイツの年齢では30歳に相当する。」「ドイツの子供はレベルが違う」など、さながら大喜利の様相を呈していました。

紛らわしい表記を問題視する声も多数

一方で当然この表記を問題視する意見も少なくはなく、「システムをだまそうとしている。近くドイツでは利用できなくなるのでは?」といった物や「そもそも6歳の子供にコンピューターやインターネットを監督なしで使わせるものではない」とユーザー側の視点からの指摘も見られました。また、前述のドイツを茶化す内容に対しても「ドイツの子供たちはただ優しいだけ(ドイツ語の子供達を意味するKinderと英語の優しいをかけた物)」とたしなめるようなコメントもいくつか寄せられています。

当然この表記の矛盾には理由があり、その解説を行うコメントもまた一定の支持を得ています。今回の例では、あくまでSteam上では性的な要素を排したバージョンを販売し、性的コンテンツを含むパッチを別のサイトで販売、配布するという形式が取られているためであり、ユーザーが定義するタグとしてはそういった性的なタグがつけられてしまうために起きた物。この対応をゲームの一部でもより多くの層へ届けるための企業の努力と取るか抜け穴探しと取るか、いずれにせよ突っ込み所の多い話題であったのは間違いないようです。

《焦生肉》

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