ビッグタイトル目白押しの前年同期に比べ大幅減益も業績予想に変更なし―任天堂、2025年3月期第1四半期決算公開

スイッチの「一家に複数台」「一人に一台」の普及を目指すとともに、ソフトウェアの継続的投入で、プラットフォームの活性化に努めるとしています。

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ビッグタイトル目白押しの前年同期に比べ大幅減益も業績予想に変更なし―任天堂、2025年3月期第1四半期決算公開
ビッグタイトル目白押しの前年同期に比べ大幅減益も業績予想に変更なし―任天堂、2025年3月期第1四半期決算公開 全 3 枚 拡大写真

任天堂は2024年8月2日、2025年3月期における第1四半期決算を発表し、関連資料を公開しました。

2025年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が2,466億3800万円(前期比-46.5%)、営業利益が545億1000万円(前期比-70.6%)、経常利益が1,134億6900万円(前期比-55.3%)、四半期純利益が809億5400万円(前期比-55.3%)です。

ミリオンセラー3タイトル達成も『ティアキン』発売の前年同期比では大幅減益

経営成績に関しての説明では、5月発売の『ペーパーマリオRPG』が176万本、6月発売の『ルイージマンション2 HD』が119万本の販売と順調な滑り出しとし、ソフトメーカータイトルを含め3タイトルでミリオンセラー、ハードウェアの販売台数は210万台、ソフトウェアの販売本数は3,064万本だったとのこと。一方で前年同期は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』がハード、ソフトともに販売を大きく牽引していたとして、前年同期比ではハードウェアは46.3%減、ソフトウェアは41.3%減となったことを明かしています。

Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフト売り上げが減少したためデジタル売上高も前年同期比53.8%減の147億円となったほか、モバイル・IP関連収入では前年同期『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』により売上高が大きく増加していた反面、当期は映画関連の売上が減少したことにより、売上高は147億円(前年同期比53.8%減)となったとしています。

業績予想は変更なし!「一人に一台」スイッチ普及目指す

これを受けての業績予想については、2024年5月7日に公表した内容から変更はないとのこと。ハードウェアでは、スイッチの「一家に一台」から「一家に複数台」、さらには「一人に一台」までの普及を目指すとし、ソフトウェアでは発売済みのタイトルに加えて新規タイトルなどを継続的に投入することで、プラットフォームの活性化に努めるとしました。

2023年にビッグタイトルが多かっただけに伸び悩むように見えた今回の決算でしたが、業績予想に変更は無く、社長より今期中の後継機発表が明言されているなど更なる飛躍への準備期間とも言えそうです。決算情報の詳細は任天堂IRページよりご確認ください。


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