田中敦子さんがゲーム業界に残した、偉大な足跡─ぜひ遊んで欲しい代表作を今遊ぶには?

田中敦子さんの名演技を、ゲームで今一度味わってみませんか。

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田中敦子さんがゲーム業界に残した、偉大な足跡─ぜひ遊んで欲しい代表作を今遊ぶには?
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■『Fate/stay night』の「キャスター」

田中敦子さんが演じたゲームキャラクターは、紹介しきれないほど多数に及びます。ですが、シリーズ全体が広がりを見せ、担当キャラクターが様々な作品に登場する形になったものといえば、『Fate/stay night』の「キャスター」が代表的でしょう。

それぞれの願いを叶えるべく、対を成す魔術師とサーヴァントが最後の1組になるまで戦い続ける「聖杯戦争」。この過酷な戦いに参戦したサーヴァントのひとりが、このキャスターでした。

卓越した魔術師の英霊であるキャスターは、「魔法」の域に近い魔術を行使できる、恐るべき力の持ち主です。しかし、ほとんどのサーヴァントは高い対魔能力を持っており、正面切っての戦闘力は他のクラスに及びません。

そのため「最弱のサーヴァント」とみなされていましたが、奸計と策略を巡らし、侮り難い敵のひとりとして存在感を放ちます。その冷静な狡猾さや手段を選ばない行動力から、時に「悪」として見られることもありますが、秘めた意思と想いの深さに不純な歪みはなく、ある種の一途さに多くのユーザーが心を震わせました。

オリジナルにあたるPC版の時点では、作品全体にCVがありません。後に造られたTVアニメ版や、PS Vita向けに作られた『Fate/stay night [Realta Nua]』で、キャスター役を田中敦子さんが担当し、以降の作品でも彼女が演じ続けました。

また、『Fate/stay night』の成功をきっかけに、書籍やアニメなどを通して『Fate』シリーズが展開。その中にはゲーム作品も含まれており、キャスターが登場するものも少なからず存在します。

特に有名な作品を挙げるなら、現在もサービスが続いている『Fate/Grand Order』(以下、FGO)が代表的と言えます。こちらでは、キャスターの真名である「メディア」として参戦し、多くのサーヴァントと共にマスターを支える立場となりました。

そして、『FGO』に登場したことで、その関連作に顔を出すことも。例えば、スピンオフ漫画のひとつ「Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない」では、メディアが持つスキルの可能性を探る展開が、コミカルに描かれました。

ちなみに、「Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない」はショートアニメ化もされており、“コメディな世界観でメディア役を演じる田中敦子さん”を楽しめる貴重な機会となっています。該当アニメ(シーズン1 第15話)は『FGO』の公式YouTubeチャンネルで視聴できるので、気になる方はそちらをご覧ください。

加えて田中敦子さんは、『FGO』で「荊軻」や「カーミラ」も兼任しているため、それぞれの演技も楽しむことができます。その演じ分けも、注目したいポイントのひとつと言えます。

■『Fate/stay night』を今遊ぶには?

田中敦子さんの演技が楽しめる『Fate/stay night』をこれからプレイしたい場合、PS Vita版という選択肢もあるのはあります。ですが、スイッチSteam向けに配信されている『Fate/stay night REMASTERED』の方が、アクセスもしやすくお勧めです。

またスマホで遊びたいなら、iOS/Android向けに配信中の『Fate/stay night [Realta Nua]』で楽しむ手もあります。スマホ版は、3ルートのうち「セーバールート」を無料でプレイできるので、お試しに触ってみるのも一興でしょう。

1ルートを無料で遊べるスマホ版か、2024年8月に発売されたばかりの『Fate/stay night REMASTERED』か、どちらもそれぞれ長所があるので、自身の好みに合わせてお選びください。どちらを選択しても、田中敦子さん演じる「キャスター」の魅力を十二分に味わえます。

ちなみに、『Fate/stay night』の続編となる『Fate/hollow ataraxia』のリマスター化が既に決定しています。こちらもスイッチとSteam向けに展開される予定なので、続編も視野に入れて『Fate/stay night』をプレイするハードを選ぶのもアリでしょう。


田中敦子さんは、数々の作品に素晴らしい演技を残していきました。今回紹介したゲームはいずれも現行機でプレイできますが、時間が経つにつれてアクセスしにくくなるかもしれません。今改めて、出演作品に触れてみてはいかがでしょうか。

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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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