■PS5/PS4/Xbox Series X|S/PC『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』:2024年8月29日発売
シリーズの1作目となった『聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~』は、そのタイトルからも分かる通り、『FF』の外伝的な作品として出発しました。ですが、ゲームボーイ向けとして手応えのあるアクション性を実現し、心に刺さる物語も描くなど、質の高い作品として評価され、独立したシリーズとして発展を遂げます。
以降も、『聖剣伝説2』や『聖剣伝説3』、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』といった名作を生み出します。しかし、ゲーム機向けの展開は『聖剣伝説 HEROES of MANA』を最後に、シリーズの展開はやや大人しい方向に進み始めます。
移植やリメイク作、スマホ向けの新たな展開などは続いたものの、完全新作はしばらく音沙汰のない期間が続きました。ですが、ファンが長年待ち続けたシリーズの完全新作が、17年の時を経て、この夏に『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』として登場します。
『聖剣伝説』の特徴ともいえる温かみのあるグラフィックは、本作でも正当進化を遂げており、見惚れるほど美しい世界が作中に広がっています。また、フィールドがセミオープンになっており、広大な世界を冒険する楽しさもたっぷりと味わえることでしょう。
お馴染みの「リングコマンド」や「クラスチェンジ」、「操作キャラの切り替え」などの要素を受け継ぎつつ、本作独自の要素も詰め込まれている『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』。シリーズの最先端がどんな作品に仕上がったのか、その目で直接お確かめください。
■スイッチ『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』:2024年8月29日発売
ファミコン時代には様々な名作ADVが登場しましたが、そのひとつに数えられているのが『ファミコン探偵倶楽部』シリーズです。1作目の『消えた後継者』と、2作目の『うしろに立つ少女』がディスクシステムソフトとして登場し、奇怪な殺人事件と巧みな展開の相乗効果で、多くのユーザーを虜とします。
また、時代がスーパーファミコンに移ると、2作目がリメイクされたほか、サテラビュー向けに『BS探偵倶楽部 雪に消えた過去』が配信されるなど、意欲的な展開がさらに続きました。しかし、大きな動きはこの時期を境に一旦落ち着き、以降は移植やバーチャルコンソール版などの展開に留まります。
シリーズが沈黙を保つ期間も長かったものの、2021年になると1作目と2作目のフルリメイクが実現。グラフィックも一新され、令和に『ファミコン探偵倶楽部』が蘇りました。そして2024年8月29日に、ファン待望の『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』が登場します。
『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』は、シリーズファンが待ち続けた完全新作です。1997年に配信された『BS探偵倶楽部 雪に消えた過去』から数えると、27年振りの完全新作となります。
本作では、『消えた後継者』から2年後の世界が描かれており、主人公はもちろん「橘あゆみ」や「空木俊介」といった主要メンバーも健在。被害者が“笑顔が描かれた紙袋”を被せられた連続殺人事件と、奇矯な都市伝説の謎に翻弄される物語が、あなたを待ち受けています。
『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』の発売に先駆け、第3章まで遊べる体験版が配信されているので、まずはそちらに触れて見るのもお勧めです。