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シリーズ最新作『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』が、2024年9月26日に発売されました。本作は、ゼルダ姫を主人公に据え、様々なモノを借りて使う「カリモノ」という新たなゲーム性を備えた作品です。
しかし、「借りて使う」と言われても、あまりピンと来ない人もいるはず。そこで、ゼルダ姫はどんなものを借り、どのように使うのか。実際にプレイして得られた経験をもとに、「カリモノ」で使えるものと使い道の一例をお届けします。
待ち受ける本物の冒険を、「カリモノ」で立ち向かうゼルダ姫。そのユニークなゲーム性の一端をご覧ください。なお、ネタバレを考慮し、序盤で使える「カリモノ」に絞って紹介します。
■冒険を助けるアイテムが「家具」!?◆「テーブル」
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ゼルダ姫の「カリモノ」の歩みは、「テーブル」から始まります。テーブルと一口に言っても様々なものが思い浮かびますが、作中で最初の「カリモノ」は、低めの「テーブル」です。
ローテーブルなので派手さはありませんが、活躍まで地味だと思ったら大違い。さほど高くないため、ぜルダ姫のジャンプだけで乗ることができます。
この「ちょうど良さ」が的確で、あとちょっと足りない時はテーブルをひとつ、もう少し高いところへ行きたい時はひとつ+2段重ねで階段状にするといった具合に、「カリモノ」の基本を教えてくれる名バイプレイヤーといえます。
◆「木箱」
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「木箱」も基本的ながらいくつかの特徴を持つ「カリモノ」です。高さがあるので直接ジャンプでは乗れないものの、「テーブル」と組み合わせば階段に。また、さほど重くないので、ゼルダ姫でも持ち上げることが可能です。
そのため、投げつけることができるほか、火を点ければ燃えたり、水の上におけば浮いたりと、いくつかの特性を持っています。正解がひとつだけではないゲームなので、それぞれの特性を理解し、ユニークに攻略する瞬間がたまりません。
◆「ハイラル城のツボ」
「ハイラル城のツボ」は、敵との駆け引きに有効です。「カリモノ」の状況にもよりますが、戦うだけが道ではありません。この「ハイラル城のツボ」を持ち上げて投げると、大きな音を立てて割れてしまいます。
その音が敵の注意を引くため、自分がいる位置から遠くの方に投げて割れば、敵の関心が移り、その間に交わして進む……といった切り抜け方も楽しませてくれるのです。
◆「ツボ」
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「ツボ」と「ハイラル城のツボ」ってほぼ同じでは、と思う人もいることでしょう。しかし、その役割は明確に異なります。なんとゼルダ姫は、「ツボ」の中に隠れられるのです。
しかも「ツボ」に入りつつの移動も可能なので、時に隠れ、時に移動するといった立ち回りもできます。もちろん、普通に移動するほうが速いので、状況に合わせたチョイスが大事です。
◆「古びたベッド」
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「古びたベッド」という名前から、あまり良い印象を受けないかもしれません。しかし要所での役立ち度合いは、序盤の中でも飛び抜けている「カリモノ」です。「古びたベッド」同士は半分ずらして乗せられるため、ひとつで1段分稼げます。また、縦に長いため、谷間の向こうに渡りたい時、距離が稼ぎやすくて助かりました。
さらに、置いた「古びたベッド」に寝ることもできます。ただ横になるだけでなく、HPの役目を果たす「ハート」が回復できる優れモノ。携帯型ハート回復装置としても役立ってくれるのです。
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このほかにも、水の上にも浮くので、川向うの高台を目指すのにも便利だったりと、様々な場所で活躍する優れモノの「カリモノ」でした。長い分、狭い場所で使うには向いていませんが、「カリモノ」は借り放題なので、「古びたベッド」のように明確な長所を持つ方が使いやすくて助かります。