『メタファー:リファンタジオ』の魅力は、バトルや探索だけじゃない! 上質な“旅情”を感じる「鎧戦車」による一泊二日レポ【TGS2024】

『メタファー:リファンタジオ』試遊プレイの体験をレポートでお届けします。

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『メタファー:リファンタジオ』の魅力は、バトルや探索だけじゃない! 上質な“旅情”を感じる「鎧戦車」による一泊二日レポ【TGS2024】
『メタファー:リファンタジオ』の魅力は、バトルや探索だけじゃない! 上質な“旅情”を感じる「鎧戦車」による一泊二日レポ【TGS2024】 全 24 枚 拡大写真

■移動が“旅”となり、思い出に繋がる『メタファー:リファンタジオ』

戦いが無事に済むと、そのまま夜が過ぎて翌日に。日付経過時の演出時に王子の姿が表れ、この旅の重要性を改めて実感させられます。

この日の昼も時間があったので「鎧戦車」の内部を散策し、今回は軽く仮眠を取ってみました。すると、そこでちょうど目的地に到着。製品版なら、これから「嘆きの墓」の探索に移るのだと思いますが、試遊版の「海洋都市での遠征」はここまで。残念ながらコントローラーを置く時間になりました。

今回は、ひとつの目的地に着くまでの体験となりましたが、移動中の車内で仲間と過ごす時間、甲板から眺める壮大な世界と流れゆく景色、道中での寄り道、物静かな野営のひととき、そして襲撃というハプニングと、2日間の旅は実に濃密でした。

RPGの多くは、フィールドを移動している間もプレイヤーが操作します。そのため、意識は移動と目的地に集中し、いかに早く辿り着くかに縛られがち。旅と呼べる余裕は、なかなか味わえません。

しかし本作では、移動先こそ決定するものの、後の移動は操縦士任せ。移動に意識を払う必要がなく、道中の時間を好きに使えます。景色を眺めたり、誰かと関わったり、ひたすら眠り続けることもおそらくできるのでしょう。

そうした自由を得られるのは、移動に「余裕」があるからこそ。そして、この余裕が「旅」を感じさせてくれたのでしょう。実際はモニターの前に立っていただけなのに、プレイ終了後は“なんだかちょっと遠くに来た感じ”が残りました。

今回味わえた“旅気分”の断片を、製品版ではどれくらい堪能させてくれるのか。残り2週間を切った『メタファー:リファンタジオ』の登場が、さらに楽しみになった試遊体験でした。皆様にも、良き旅があらんことを!


(C)ATLUS. (C)SEGA.


メタファー:リファンタジオ - PS5
¥8,082
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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