『ロマサガ2 リベンジオブセブン』で綴る“あなただけの帝国史”! 自由度の高いフリーシナリオとタイムラインバトルで独自性の高みへ【先行プレイレポ】

本日10月24日、『ロマンシング・サガ2 リベンジオブセブン』がリリースされました。その魅力や特徴に迫る先行プレイレポを、今回いち早くお届け! プレイするか迷っている人は、判断の一助としてどうぞ。

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『ロマサガ2 リベンジオブセブン』で綴る“あなただけの帝国史”! 自由度の高いフリーシナリオとタイムラインバトルで独自性の高みへ【先行プレイレポ】
『ロマサガ2 リベンジオブセブン』で綴る“あなただけの帝国史”! 自由度の高いフリーシナリオとタイムラインバトルで独自性の高みへ【先行プレイレポ】 全 23 枚 拡大写真

■「フリーシナリオ」で自分だけの帝国史を築け!

皇帝の関わり方で異なる結果を招く展開は、ルドンのみならず、この世界の各地で待ち受けています。序盤の範疇では、カンバーランド国の王位継承に関わる展開が代表的な例と言えるでしょう。

詳細な展開については、プレイの楽しさを奪わぬように伏せておきますが、他国の王位継承に関わるのは皇帝ならではの体験でしょう。そして、皇帝の判断が、このカンバーランドの栄枯盛衰に直接繋がります。

この「栄枯盛衰」は、決して過剰な表現ではありません。カンバーランドの王から平和的に支配権を献上されるか、文字通りの意味で滅亡してしまうか。いずれの未来を迎えるかは、皇帝の行動と選択次第なのです。

一国の興亡に関わるほどの影響力を持つのも、本作ならではの魅力のひとつ。「皇帝」という特別な立場なので、作中で起きる出来事はいずれもスケールが大きく、世界に直接影響を与えるものばかり。こうした要素は、本作が持つ特徴のひとつ「フリーシナリオ」によるものです。

領土の広げ方に複数の選択肢があり、皇帝の関わり方ひとつで結末も枝分かれしていく物語。その自由度の高さが、“自分だけの帝国史”を紡ぐ楽しさを増大させてくれます。

あなたがこの先『ロマサガ2 ROTS』を遊んだ時、同じく本作をプレイした友達と話をしたり、その他の声をインターネットで調べてみたりしてください。同じイベントを見たはずなのに、知らない展開や結末を知ることになるでしょう。

同様に、自分の体験も誰かにとって衝撃的な内容になるはず。そうした“幅の広さ”を持つのも、『ロマサガ2』から受け継いだ『ロマサガ2 ROTS』の魅力に他なりません。

■「タイムライン」で戦略性の高さとテンポの良さを両立

代々の皇帝を操作し、“自分だけの帝国史”を築き上げていくのが、『ロマサガ2 ROTS』における物語的な楽しさです。そしてRPGならではのバトル要素も、本作を支えるもうひとつの柱と言えるでしょう。

「フリーシナリオ」を軸とする物語の展開は、その基本的な部分を『ロマサガ2』から受け継いでいます。フル3D化によって演出や表現は大きく変わりましたが、世界の在り方を左右させる醍醐味は、『ロマサガ2』経験者にとってお馴染みの味わいです。

しかし経験者にとっても、『ロマサガ2 ROTS』のバトルは新鮮な出会いとなるでしょう。各キャラクターが新たな技を習得する「閃き」や、配置によって効果が変わる「陣形」といった、オリジナル版にあった特徴を受け継ぎつつ、この『ロマサガ2 ROTS』には「タイムライン」や「連携」といった新要素が加わりました。

本作のバトルはターンで区切られていますが、行動する速さは装備品とステータスに左右され、順番は適時変動します。その行動順を視覚化したものが「タイムライン」で、誰がいつ、どのタイミングで行動順が回ってくるのか一目で判別できます。

敵味方の行動順があらかじめ分かるため、どのタイミングで攻撃を仕掛け、回復や支援を行うか、といった作戦が立てやすく、変化する戦局にも柔軟に対応しやすくなります。プレイヤーの戦略が戦いをダイレクトに左右するので、考えるほどいい結果に結びつけやすく、心地よい手応えが味わえるバトルに仕上がっています。

そして「連携」は、敵の弱点を突く武器や属性で攻撃をすることでゲージが溜まり、最大になると発動できる連携技のこと。雑魚モンスターならひとたまりもありませんし、強力なボス相手にも大ダメージを与えられる、爽快感抜群の切り札です。

また、「閃き」は『ロマサガ2』にも存在した要素ですが、本作では「これを実行すると閃く可能性がある」という攻撃にはマークが付くようになりました。この改善のおかげで、「可能性の有無も分からないまま、無闇に武器を振るう」という行動は無縁のものとなり、よりストレスのないバトルを楽しめます。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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