
米国のITエンジニア夫妻がテキサス州オースティンに建てた「LANパーティハウス」が、海外メディアで話題になっています。
最大20台のPCが同時稼働可能!床下にはなんとダンスパッドまで
この「LANパーティハウス」を建てたのは有名IT企業Cloudflareに勤務するKenton Varda氏と、その妻で起業家のJade Wang氏夫妻。「LANパーティ」は家にPCを持ち寄ってLAN接続で夜通しゲームを遊ぶ海外ギークのお祭りとして知られますが、夫妻は地下室で最大12人が同時に遊べるPC環境を構築しました。

地下室のPCは収納式になっており、不要な時は壁に収納することができます。

地下室の床下にはなんとダンスパッドも!前面のモニターの大画面と合わせてダンスゲームをプレイするのは楽しそうです。

2階の会議室。ここではボードゲームをプレイできるようになっていますが……

さらに6人分のPCゲームスペースとして変形可能です。なんというIT忍者屋敷。

地下室のエンジンルームには20台のゲーム用PC、そして家族の個人用PCとゲームシェア用のサーバーが用意されており、空調も行き届いた部屋となっています。

完全にゲームに特化した家……という訳ではなく、普通に住めるリビングルームも完備しています。

周囲から独立した夫妻の仕事部屋も別途準備されています。夫妻は共にリモートワークで仕事をしているということで、お二人の仕事に支障はないようです。もちろん、ゲームを遊ぶための私室としても利用しているとか。

屋根部分もパーティースペースとなっており、周囲30マイルを見渡せる夜景を楽しめるとか。こういう光景はいかにもアメリカンな雰囲気です。

そして猫もこの家で飼われています。猫用の通路や専用トイレなど、猫の居住環境としても充実しているようです。
こんなに豪華な「LANパーティハウス」で、いったいどんなゲームが行われているのか?と気になるところですが、公式サイトによれば参加者は実際にはそれほど熱心なゲーマーではないことが多いそうで、協力型のゲームをプレイすることが多く、『Left 4 Dead 2』や『Team Fortress 2』の「Mann vs. Machine」モード、そしてここ5年でもっともプレイされたのは『Deep Rock Galactic』であると述べています。
この家に是非とも入ってみたい!と思う方もおられるかもしれませんが、この家は一般公開はしておらず、入場は知り合いからの招待のみに限られているそうで、最も簡単な招待の方法はCloudflareに入社することだ、とKenton氏は述べています。
この家の構築にかけた費用は公式サイトによれば「7桁ドル、それ以上は申し上げられません」とのことですが、海外メディアPCGamerの記事での推測では「およそ100万ドル(日本円にして約1億5,000万円)前後になるだろう」としており、いずれにせよ莫大な金額がかかっていることは間違いなさそうです。
海外掲示板Redditでもこの家の存在に驚きを隠せない人が多いようで、「地下室を冷やすのにどうやっているのか気になる」「特注のエアコンを設置したとサイトに書いてあるよ」「キーボードや椅子がちょっと安物じゃない?」といった、驚きや細かいツッコミまで様々な意見が交わされています。