最新作『ストレイチルドレン』に、伝説的な“戦わないRPG”『moon』も! 個性濃すぎる「オニオンゲームス」の忘れがたい足跡

「オニオンゲームス」のユニークで個性的な作品をまとめてお届け。『ストレイチルドレン』に至るまでどんな足跡を残してきたのか、その一端をご覧ください。

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最新作『ストレイチルドレン』に、伝説的な“戦わないRPG”『moon』も! 個性濃すぎる「オニオンゲームス」の忘れがたい足跡
最新作『ストレイチルドレン』に、伝説的な“戦わないRPG”『moon』も! 個性濃すぎる「オニオンゲームス」の忘れがたい足跡 全 11 枚 拡大写真

■スイッチ『ストレイチルドレン』

ここまで紹介した個性的な作品を積み上げてきた「オニオンゲームス」の最新作が、本日12月26日にリリースした『ストレイチルドレン』です。本作は、もちろんデザインそのものは異なりますが、グラフィックのテイストや味わいが『moon』にも近く、「ゲームの世界に吸い込まれて始まる物語」という共通点もあります。

「オニオンゲームス」は、木村氏をはじめ『moon』に関わったスタッフも多く在籍しており、『moon』の精神的続編という一面も持ち合わせています。『moon』ファンから関心と期待が集まっているのも、至極当然の話でしょう。

もちろん、『ストレイチルドレン』と『moon』は全く別の作品です。『ストレイチルドレン』で主人公が辿り着くのは、「コドモの国」。そしてこの世界の「オトナ」は、“コドモを食べにくる”存在として描かれます。

『moon』と違って本作は、「オトナ」と遭遇するとバトルになり、相手は欲求不満を具現化した攻撃を放ちます。主人公の少年は「くるくるルーレット」を通して戦いますが、攻撃だけでなく「ことば」を使うという選択肢も。

選んだ「ことば」によって、相手が起こることもあれば、笑ったり拗ねたりと、様々な反応を示します。攻撃して倒すのか、「ことば」でオトナの心に触れるのか。その選択を判断するのは、ほかならぬプレイヤー自身です。

リリースされたばかりなので、『ストレイチルドレン』について詳しく語れるプレイヤーはまだいません。だからこそ、誰かに語られるよりも前に『ストレイチルドレン』の本質に触れるタイミングとも言えるでしょう。

「戦わないRPG」として話題となった『moon』の開発スタッフが、今どんな作品を生み出したのか。ちょっとビターな童話風RPG『ストレイチルドレン』の本質を、その目で直接お確かめください。


今回はスイッチで遊べる「オニオンゲームス」作品を紹介しましたが、このほかにも『MILLION ONION HOTEL』や『Romeo & Juliet』といったゲームも手がけています。ぜひ「オニオンゲームス」の公式サイトもチェックし、個性派な作品たちの一端を覗いてみてください。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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