■無人島の次はどうなるの?『どうぶつの森』最新作も気になる
明確なゲームのクリアやエンディングなどがなく、自分のペースで村での暮らしを楽しめる『どうぶつの森』シリーズ。今ではスローライフ系ゲームの代表的な作品のひとつとなりましたが、NINTENDO64向けに登場した1作目の注目度はそこまで高いものではありませんでした。
1作目が発売された2001年頃は『どうぶつの森』のようなゲームはほとんどなく、ユニークだけど楽しみ方が想像しにくい人も少なからずいました。一方で、個性的な内容や可愛らしいデザインに惹かれる人もおり、実際に遊んだユーザーからの口コミも広まると、徐々に人気も高まっていきます。
その後も着実にユーザーを虜とし、シリーズを重ねるごとに存在感を現していった『どうぶつの森』シリーズは、『おいでよ どうぶつの森』で1,175万本、『とびだせ どうぶつの森』は1,306万本と、大ヒット作の仲間入りを果たしました。
そして、無人島を舞台に自由自在なクラフトが楽しめる『あつまれ どうぶつの森』では、4,645万本を突破。スイッチ史上、『マリオカート8 デラックス』に次ぐ販売実績を打ち立てました。
発売直後はもちろんのこと、巣ごもりが推奨されていた頃にも『あつまれ どうぶつの森』目当てでスイッチを買う人が続出したほど。シリーズの最新作が出れば、その求心力の高さがスイッチ2の大きな武器になることでしょう。
■『知恵のかりもの』も良かったけど、3Dゼルダの大作も遊びたい!
アクションアドベンチャーの名シリーズとして、ファミコン時代(1作目はディスクシステム)から今日に至るまで、長く愛され続けている『ゼルダの伝説』シリーズ。思い出深いタイトルはユーザーそれぞれで異なりますが、特に近年の活躍は目覚ましいものがあります。
昨年の9月26日に発売された『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は、9月末の時点で258万本と、好調なスタートダッシュを決めました。高さの概念もあるものの、見下ろし型の視点で楽しめる2Dゼルダ系の最新作として、期待に応える仕上がりで多くのファンを満足させます。
2Dゼルダの作品は昨年出たばかりなので、スイッチ2に向けた展開はまだ先になることでしょう。だからこそファンの多くは、3Dゼルダの新作を期待し、待ち侘びています。
3Dゼルダは大作になることが多く、特にスイッチ向けに登場した完全新作は、かつてないボリュームと没入感を提供しました。スイッチ本体と同時に発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、心に刺さるグラフィックや探索心を満たす広大な冒険でユーザーを引き付け、3,229万本もの記録を打ち立てます。
また、『ブレス オブ ザ ワイルド』の続編となる『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』も、同様にスイッチで活躍。新たにクラフト要素を加え、前作とは一味違うプレイ感が実に刺激的でした。その結果、こちらも2,104万本と大ヒット。2本連続で世界的なヒットを遂げた3Dゼルダだからこそ、ユーザーの期待と関心が集まるのは間違いありません。
いずれも人気が高く、スイッチ向けに大ヒットしたものばかり。こうしたシリーズの最新作がスイッチ2にリリースされれば、ゲーム機としての成功に大きく近づくことでしょう。
今回取り上げた各シリーズの最新作がスイッチ2に出て、今作と同程度の売り上げになると仮定した場合、『スーパーマリオ オデッセイ』『マリオカート8 デラックス』『スプラトゥーン3』『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』『あつまれ どうぶつの森』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を合算させた“2億736万本”もの販売実績になります。
名シリーズの最新作が次々に出るかどうかは分かりませんが、6タイトルで2億本ものポテンシャルを秘めているのは確か。しかも、全て任天堂のゲーム機でしか遊べないものばかりです。
またこのほかにも、『ポケットモンスター』シリーズをはじめ、スイッチ2に登場するであろう強力なラインナップはまだまだ控えています。実際にどうなるかは蓋を開けてみるまで分かりませんが、スイッチ2は今最も期待が高まっているゲーム機と言えるでしょう。
※記載があるもの以外の販売実績は、2024年9月末時点のものです。