韓国の聯合ニュースは、韓国のゲーム開発会社Dynamis One(ディナミス・ワン)が韓国警察の捜査を受けたと報じています。
ネクソンゲームズ開発の未公開プロジェクト流出が疑われており、パク・ビョンリム代表らが不正競争防止法違反の容疑で立件されています。
開発中止の『プロジェクトKV』巡る騒動に進展
今回の騒動は2024年9月に開発中止が宣言された『プロジェクトKV』を巡る騒動に関連するものです。
ディナミス・ワンはネクソンゲームズ開発の『ブルーアーカイブ』に携わった開発者らが独立、その後同作のプロデューサーであったパク氏を代表とし2024年4月に設立されたゲームスタジオです。
同スタジオの初の企画となる『プロジェクトKV』は、公式サイトの公開以降登場人物らのデザインやアートスタイル、また学園都市を舞台とする作品設定など、『ブルーアーカイブ』との類似点が非常に多かったことから論争が勃発。同年9月8日に開発中止が発表されることとなりました。
一方でネクソンゲームズはパク氏らの退職の過程で当時未公開だったプロジェクトデータの不正な持ち出しを認識、その後警察に通報していたとのこと。警察は押収資料を基に流出したデータが『プロジェクトKV』開発に実際に用いられたかどうか重点的に調査するとしています。
ネクソン関連における別件として、ネクソンコリアとアイアンメイスとの間で争われた『Dark and Darker』に関する騒動もあり、この件に関しては、アイアンメイスに対し85億ウォンの賠償金支払いが命じられる結果となっています。
※UPDATE(2025/2/26 23:07):サムネイルを変更し、再公開しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。