美しいドット絵が魅力の「JRPG」5選!懐かしい思い出とともに、時代を超えて語り継がれる物語を全力でおすすめ

目に優しいグラフィックと良質な物語が魅力!

ゲーム Nintendo Switch
美しいドット絵が魅力の「JRPG」5選!懐かしい思い出とともに、時代を超えて語り継がれる物語を全力でおすすめ
美しいドット絵が魅力の「JRPG」5選!懐かしい思い出とともに、時代を超えて語り継がれる物語を全力でおすすめ 全 21 枚 拡大写真

30年前の自分に教えてあげたいことがあります。「今やってるゲーム、未来でリメイクされて再ブレイクするぜ!」と。

当時はスーパーファミコンや初代プレイステーションが流行していた時期で、筆者はちょうど“ゲーム青春時代”真っ盛り。えぇ、それはもうお小遣いをやり繰りして遊びまくりましたとも!

今回はそんな時代に誰もが遊んでいた、一世を風靡したドット絵JRPGを、リマスター・リメイク中心でまとめたので紹介していきましょう。

■『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC)

悲劇。そう、『幻想水滸伝』は悲劇なくして語れない作品です。“27の真の紋章”が導く過酷な運命に翻弄されながら、100人以上の仲間と絆を育み、強大な敵に立ち向かっていく王道にして壮大なストーリーが魅力。

ドット絵で描かれたキャラクターたちは嬉しさや悲しさといった感情を、ボイス無しにも関わらず生き生きとプレイヤーに伝えてきます。セリフ回しなどのテキストが秀逸なんですよね。各キャラにちゃんとバックボーンがあるのもポイントで、筆者はヒックス&テンガアールのイベントが好き。

シリーズの特徴でもある戦争イベントや一騎打ちイベントは、物語をドラマティックに盛り上げるアクセントとして欠かせません。相手の言動から何をしてくるか予想するのは、緊張感があって大好きでした。

リマスター版はあらゆる現行機で発売中。倍速バトル機能も追加されて快適に遊べるので、この機会にぜひ!


■『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(ニンテンドースイッチ/PS5/Xbox Series X|S/PC)

2025年11月14日に発売したHD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』もJRPGとして外せない作品です。1988年にファミリーコンピュータ向けに発売し社会現象を引き起こした名作が、現代のクオリティでリメイクを果たしました。

仲間を集めて旅立ち、魔物に苦しめられる人々を助け、魔王を討つ。“THE 王道”と言うべきストーリーラインは、その後の多くのRPGに影響を与えたことでしょう。戦士が転職して魔法使いになると打たれ強いタフな魔法使いに育つなど、“転職”システムはプレイヤーの個性が出て非常に楽しい。

HD-2D版では、新職業“まもの使い”が追加されたり道中に現れるボスが追加されるなど、かつて遊んだユーザーでも楽しめる作りになっています。2025年にはHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』も発売を控えているので、その前に『III』を遊んでおいてはいかがでしょうか。


ドラゴンクエストIII そして伝説へ…- Switch
¥5,850
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

■『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/PC)

ヒットしたゲームを丁寧に現代仕様にリメイクする。これができた作品はどれほどあるでしょうか。名作「スターオーシャンセカンドストーリー」をリメイクした本作は、そうした作品のなかでも評価が高い1品です。

とくにファストトラベル実装により、サブイベント(プレイベートアクション)の回収がしやすくなったのは大きな利便性の進化。キャラごとに新旧声優を選べるのもファンとしては胸アツだし、3Dのフィールドと2Dのキャラが融合したビジュアルは古臭さを感じさせない「ホッとする」良さを感じるハズ。

オリジナル版にもあったアイテムクリエイションの自由度は健在。運よく強力な装備が手に入ったときや、執筆で本を出版して印税を稼ぐといった遊び方は、裏ワザを駆使するような楽しさがあって非常に楽しいです。

そして、男女主人公から1人を選び、それぞれの視点から物語が進むダブルヒーローシステム。クロード(男)とレナ(女)どちら視点かで、仲間にできるキャラも変わるのが面白い。不運を背負ったアシュトンとか、とても良いキャラなのでぜひ仲間にしてください(主人公共通)。


STAR OCEAN THE SECOND STORY R -Switch
¥5,200
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

■『ライブアライブ(LIVE A LIVE)』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/PC)

「あの世で俺にわび続けろー!」など記憶に残る名言が多い本作。当時の有名な漫画家が集結し、シナリオのキャラクターデザインをそれぞれ担当していたのは印象に強く残っています。

シナリオごとにテーマも異なっており、“最強”を目指す戦闘だけのものや、一切文字が出ないもの、人の心を読める超能力を使えたり、武術の後継者を見つけ育てたり、終始カッコイイ無敵のウェスタンに興じるものも。

殺生を禁じるか殺戮を目指すかでプレイングが変化するシナリオや、閉所空間における恐怖が詰まったホラーサスペンスの物語は現代の今プレイしても唸るものがあります。影山ヒロノブさんが熱唱する挿入歌が流れる近未来編のシーンは盛り上がりがハンパじゃないことに……!

2022年に発売したHD-2Dリメイクは累計50万本を売上げ、非常に好評。まだ遊んだことのない人はぜひ体験版からでも触ってみては。


LIVE A LIVE HD-2D Remake Original Soundtrack
¥2,616
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

■『オクトパストラベラー II』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC)

スクウェア・エニックスが生み出したドット絵と3DCGの融合「HD-2D」の映像表現。その元祖である『オクトパストラベラー』シリーズの2作目です。とは言え、舞台は1作目と異なるので本作から遊んでも全然OK!

8人の旅人から1人を選んで冒険へ出る仕組みはそのままに、本作ではパーティーの会話劇が挟まるようになり、一緒に旅している感じが強くなったのがGOOD。組み合わせによっては「そんな一面があったんだ!」という発見もあり、それぞれの目的のため同道しているだけではない“真の仲間”感を覚えました。

街の人に使えるフィールドコマンドも多彩で楽しい。たとえば欲しいアイテムを持っている相手には「買取る」「盗む」「強奪」「おねだり」といった手段でアイテムを譲ってもらえます。正攻法か邪道か、目的達成のための道筋がプレイヤーの判断にゆだねられている点は本作の醍醐味と言えるでしょう。

そして何より本作は“音楽”が良い!フィールドやイベントの曲は聞いてて心地いいし、通常バトル曲もテンション高めるビートで思わず身体がノッちゃいます。ボス曲に至っては手を止めて聴き入ってしまうレベルで熱いんです。これはぜひ実際にプレイしてほしいですね。


OCTOPATH TRAVELER II Original Soundtrack
¥4,855
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

以上、おすすめのドット絵JRPGを5本紹介いたしました。ドット絵の良い所って、情報量が圧縮されていて「目と頭に優しい」のが大きいと思っています。現実と区別がつかないほどリアルなグラフィックの大作もいいですが、どうしても疲れちゃいますよね。

そんなときはドット絵ゲームをプレイして、息抜きも良いのではないでしょうか。とくに紹介した作品は物語の質も約束されているので、おすすめですよ!



百英雄伝 -PS5 【特典】リバーシブルジャケット 同梱
¥2,780
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《ゼノン》

ゲームは人生 ゼノン

元ゲーム雑誌出身のライター。「ドラクエ」と「軌跡」に目がなく、RPGやアクション、SLGを中心に遊ぶ。座右の銘は「明けない夜はない」。

+ 続きを読む

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]

特集

関連ニュース