タイトルアップデート第1弾を迎え、まだまだコンテンツが配信されていくシリーズ最新作『モンスターハンターワイルズ(以下、MHWilds)』。2025年4月23日から5月7日までは期間限定であるイベントクエストがほぼ全て開放されるため、売り上げ1,000万本を超えた本作ブームの初動に乗るには絶好の機会と言えるでしょう。

“ゴールデンウィークも近いし遊んでみたい…”そんな初心者向けの方もいるかもしれませんが、初心者は初心者でも他アクション経験者から完全なゲーム未経験者まで多種多様。筆者はシリーズ歴おおよそ20年(『ポータブル』シリーズから参入)になるものの、最初の頃は『モンスターハンター(以下、モンハン)』どころか、アクションの基礎すら理解していない素人でした。
本記事ではそんな当時の筆者のような、“『モンハン』も触れたことが無ければ、特別アクションゲームが上手いわけでもない”方向けに、キャラメイクを含めた本作序盤を乗り越えるためのちょっとしたアドバイスをお届けします。

なお、筆者の『MHWilds』プレイ状況はメインで使っているデータで勲章(実績)をコンプリート済みなほか、記事本文のスクリーンショットはストーリー未クリアのデータのものを中心に掲載しています。一部はアプデ要素にも触れているため、少しでもネタバレを避けたい方はご注意ください。
“君なんか作った時と違わない?”最初の関門「キャラメイク」に気を付けろ!

雄大な自然と強力なモンスターたちが立ちふさがる『MHWilds』ですが、本作でプレイヤーを真っ先に悩ませるものは何でしょうか?人の数だけ答えはあるものの、以降のプレイでずっと見ることになる主人公(ハンター)、“その「キャラクターの作成(キャラメイク)」”は第一候補でしょう。

本作はシリーズでトップクラスに細かくキャラクターをエディットできるため、理想のハンターを作りやすいものの、ゲーム処理の仕様か“キャラメイク画面と実プレイ画面で映りが変わりやすい”という問題が存在。
作成済みのキャラクターを作り直すには1回につきDLC「身だしなみチケット」が1枚必要になるので、後から気になる部分が見つかっても気軽に修正できない状況もありえるでしょう。そこで試行錯誤から見出した筆者の対応策をいくつかお伝えします。
・デフォルト画面は“理論値の顔”!まずはライティングを確認

気を付けるべき点は複数ありますが、まずはキャラメイク画面そのものの調整から始めましょう。デフォルトの作成画面は全体的に明るいライティングとなっている一方、実際のプレイ画面やイベントシーンでは光源の位置がその時々で変わるほか、天候が悪いシーンも多く、場合によっては顔の凹凸が目立ったり、肌色が暗めに見えたりしてしまいます。

デフォルトの画面はいわば“最もキャラクターが綺麗に見える理論値”と言えるような画面。あえて“ベストでない状況の映り方”も確認する必要がありますが、そこで「ビューオプション」の出番です。こちらはキャラメイク画面におけるライトの色や当たり方に加え、装備や髪の有無を選択できる、細かい調整に便利なオプションとなっています。

ライトをわざと顔の影が目立つ位置から当てたり、全体を暗くしたりすることでデフォルト画面との色味や印象の違いを確認しながらカスタマイズしていくことをオススメします。
・レシピとセーブデータの空きを活かそう!実プレイ画面も確認

ライティングの問題は前述の方法である程度対処できますが、実はより深刻な課題が存在。本作のキャラメイク画面は高画質で表示されますが、実プレイにおけるフィールド上の映り方は使用するハードやPCのグラフィック設定によって大きく異なります。
そして厄介なことに、“キャラメイク画面では実プレイ時の見え方を表示できない”ため、実際にゲームを開始してみるまで最終的な見た目を把握できません。
こればかりは仕様として諦めるのも手ですが、対応策としてキャラクターの「レシピ」保存機能を使う方法があります。本作は作成したキャラクターのエディット内容を「レシピ」として、ゲームのプレイ状況とは独立した形で保存可能です。

このため手間はかかるものの、ゲーム開始前にキャラクターの「レシピ」を保存し、実プレイ画面で気に入らなければセーブデータを消して新規にゲームを開始、「レシピ」をロードすれば再調整できます。既にゲームをある程度進めてしまったプレイヤーも、空いているセーブデータの枠を使えば、前述の手順で「レシピ」を調整できます。
無料・有料ともに数に限りがある「身だしなみチケット」の消費を抑えてのキャラクターの作り直しができるので、“こういう方法もある”と念頭に置くといいでしょう。
・悩みたくなければ開き直りもアリ!プリセットとネタキャラもオススメ

ここまでキャラメイクで直面する課題と対応策を紹介しましたが、“まだゲームが始まっても無いのに、そんなに時間をかけてられるか!”という方は思い切って「モデルプリセット」のキャラクターを使うのも十分にアリです。
というのも、どんなにキャラクターを美しく作っても、“美形すぎて、肌の色が薄いor濃すぎて、目が大きすぎて…”と言った理由で既存のNPC達から浮いてしまうこともあり、“あちらを立てればこちらが立たず”という状況に陥ってしまうことが十分にありえます。
ゲームには最初から24種の作成済みキャラクターが「モデルプリセット」として用意されており、いずれも方向性の違いはあれども顔立ちは整っています。先に挙げた場面による見え方の違いも“公式が作ったものだしこういう仕様なのだろう”とある種の責任転換も出来るため気が楽です。

また、逆にゲームの世界から浮きまくったネタキャラもオススメ。キャラメイクと実プレイ画面で差が出たところで、それ以上に印象の強い部分があれば誤差の範囲になります。「レシピ」にはネットでの公開・ダウンロード機能もあるため、先人が作ったキャラクターを借りるのも良いでしょう。
『モンハン』初心者ならまずは基礎から!大事なのは要素の取捨選択

キャラクターを作成した後はいざゲーム開始…!と行きたいところですが、まず初心者であれば“画面の情報が多すぎる上に操作が複雑!”と思うかもしれません。
『モンハン』は新作が出るたび、“今作は簡単or難しい”といった議論が経験者の間でされるものの、そもそも“シリーズ共通の基礎システムのハードルが高い”という点は忘れられがちです。本作デフォルトの画面UIは四隅まで詰まっているうえ、操作もあらゆるボタンに操作が割り振られています。

未知のコックピットか何かのような煩雑さであり、これらを把握しつつプレイヤーキャラクターやモンスターの動きにまで気を配るのは簡単なことではありません。そこで出来るだけ要素を絞り、“最低限これだけやっておけばストーリー終盤(Chapter3)開始まで乗り切れる”という部分をまとめてみました。

まず非戦闘時ですが、UIは基本的に見なくても支障はありません。強いて言えば画面右上、次に何をすればいいか分からなくなった際は「目標ガイド」を見ましょう。もしモンスターの狩猟が目標であれば、ゲーム序盤で解禁される乗用動物「セクレト」に“十字キー上”を押して乗り、自動操縦で連れて行ってもらえます。

また、戦闘前は「マイテント」でアイテム補給をしておくといいほか、テント内メニューから「焚き火料理」も食べると様々なバフを得られるので便利です(屋外ならアイテム「携帯焚き火台」でも食事可能)。「LB(Steam/Xbox)・L1(PS)」を長押しすると画面左上にバフ効果の残り時間が表示されますが、普段から戦闘前に毎回食べれば効果を切らさずに済みます。

そしてモンスターとの戦闘ですが、“極力モンスターが画面内に映るよう”立ち回りましょう。攻めるにしても守るにしても、モンスターの行動を把握できなければ難しくなります。

ロックオンを使って自動でカメラを向け続けるか、「LB(Steam/Xbox)・L1(PS)」を一回押して一瞬だけカメラを向けるか、オプションから設定できるので各自好みに合わせて調整してみてください(※手動でカメラを操作する派であれば設定不要)。
また、オプションから「カメラ距離:前後」を10に設定すると、カメラが映す範囲が広がるため、状況の把握が楽になります。

そして武器種に関してですが、「片手剣」がオススメです。出来るだけ覚える操作を縛りつつ、安全と最低限の火力を確保するなら本武器は優秀。「Y(Steam/Xbox)・△(PS)」を連打するだけでダメージを稼げるほか、このアクションは攻撃しながら移動でき、危なくなったら「RT長押し(Steam/Xbox)・R2長押し(PS)」ですぐにガードも可能。ガードしたタイミングが良ければ火力の高い反撃技も出せます。

基本的にモンスターがこちらに攻撃した後の隙を狙って上記のアクションで攻め、“モンスターがこちらに攻撃をするか判断できない”際は遠くに逃げるかガードで待ち構えると立ち回りが安定します。
『モンハン』はアクションでありつつもターン制のような戦闘システムとなっており、攻撃は苛烈でも後隙がわかりやすいモンスターが多めです。まずは相手が攻撃している、またはしそうな間は受けに徹して、相手の攻撃が終わった後はこちらが攻める流れを身に沁み込ませましょう。
なお、「片手剣」には火力の高いコンボや他アクションも勿論ありますが、各アクションの後隙など“いつ使うべきか”を覚える必要があるため、前述の『モンハン』の基礎を身につけ、操作や意識に余裕ができてからが実践するのがオススメです。

UIの観点では、戦闘中に確認するのは“左上”、上から「体力ゲージ」、「スタミナゲージ」、「近接武器の斬れ味」の3つを“ガードした後”、または“ダメージを食らった後だけ”チラッと見れば基本的に大丈夫です。もし見た際に体力が半分以下であればモンスターから離れてアイテムで回復、斬れ味が黄色なら「砥石」を使いましょう。
この際「セクレト」に乗れば戦線離脱がしやすく、乗りながらのアイテム使用も出来ます。セクレトを呼び出してから乗るまでの間はガードしながら待つとより安全です。
アイテムは「LB(Steam/Xbox)・L1(PS)」長押しで「ショートカット」から即座に使用可能。デフォルトだと“必要な回復アイテムを選んでくれる「最適体力回復」”と「砥石」がセットされているので、こだわりが無ければそのまま使い続けて大丈夫。フィールドによっては暑さ・寒さを対策するアイテム(環境生物)を使う必要がありますが、ゲーム上で案内が出るまでは意識しなくても支障はありません。

ちなみに、本作には戦闘中に使える要素として“モンスターの傷に強力な攻撃を繰り出せる「集中モード」”と“フィールドに元からある自然・生物を使う「環境利用」”などがあります。しかし前者は「片手剣」であればChapter3開始前までなら使わなくてもクリアするだけなら問題なく、後者に至っては筆者の経験上、ゲーム全体で利用しない狩猟の方が多めです。
上手く活かせば狩猟が有利に働くのは間違いないのですが、無理に使おうとモンスターから意識が逸れて攻撃を食らうなら本末転倒。これらの要素を活かすのはゲームに慣れてからでもいいでしょう。
装備は何が良い?まずは快適さ&耐久性重視で問題なし

『モンハン』はアクションであるためゲームプレイ面が重要ですが、倒したモンスターの素材を使った装備でダメージ・防御力を更新するRPG的な側面も存在します。装備は頭から脚まで5カ所分を着けることができ、数値的な強さ以外にも様々な効果を付与する「スキル」も備わっているので、装備を整えようにも考慮する要素が多すぎて躓く人もいるかもしれません。
そこで“火力を上げるスキル”が付いた装備を推す声もありますが、火力に特化して恩恵を受けるにはモンスターの攻撃を避けor防ぎつつ“コンスタントにダメージを与えられる”腕前が必要です。

武器ダメージ量増加による狩猟時間の短縮は魅力的なものの、モンスターの動きに慣れていないプレイヤーが火力を重視しても、攻撃で吹き飛ばされた後の戦線復帰やダメージ回復の分、余計に時間がかかるだけでなく、最悪の場合はそのまま倒されてしまいます。
本作は基本的にプレイヤーが3回倒されればクエスト失敗、クエストの最初からやり直しになるので、“まずは生き残る”ことが大事です。以下にChapter2終了までに使える“耐久性”に着目したオススメの装備(防具・武器)リストを参考にしてみてください。
・ホープシリーズ

本作の初期防具であるホープシリーズは防御力こそ低いものの、スキルは優秀。“一定確立でダメージを減少させる「精霊の加護」”と“攻撃を受け続けると少しの間動けなくなる気絶の影響を軽減・無効化する「気絶耐性」”が備わっています。
スキルのおかげでしばらく使い続けられますが、Chapter2あたりから素の防御力の低さが目立ってくるため、素材に余裕があれば下記装備に乗り換えるといいでしょう。
・チャタシリーズ

プレイヤーが最初に狩猟することになる「チャタカブラ」の防具ですが、その内の頭、胴、腰の部位に付いたスキル「早食い」は非常にオススメです。本スキルは飲食アイテムの使用速度を速める効果があり、体力を回復する「回復薬」も効果対象。
体力回復が間に合わずモンスターの連撃で倒される事故も減るうえ、戦線復帰も速くなるので取り敢えずつけておいて損はありません。
・ラバラシリーズ

「ラバラ・バリナ」から作れる本防具は腕・腰・脚に「体力回復量UP」が付いているので回復アイテムの効果を伸ばすことが可能です。筆者としては上記チャタシリーズの「早食い」の方が優先ですが、腕と脚は被っていないので、こちらを付けるといいでしょう。
・バーラシリーズ

若干コンセプトからズレますが、「バーラハーラ」から作れるこちらもご紹介。本防具の腕・腰・脚には「回避距離UP」というスキルが付いており、効果は名前の通り“回避距離の延長”です。
このスキルを付けて「A(Steam/Xbox)・X(PS)」を押した際の回避アクションの距離を伸ばすと、モンスターの攻撃範囲から離れやすくなるだけでなく、逆に自身の攻撃範囲から離れてしまったモンスターに近づく用途でも使えます。
付ける量によって伸びる距離が変わるため各自好みに合わせて調整が必要なほか、「片手剣」には「RT+Y(Steam/Xbox)・R2+△(PS)」で使える「滑り込み斬り」という移動技があるので、ある程度は替えが利くますが、隙の大きさや距離(スキルレベルに依存)など使い勝手は異なります。“モンスターの攻撃を避けにくい”、“モンスターを追いかけるのが面倒くさい”と感じる人は装備の候補に入れておくといいでしょう。
・インゴットシリーズ

時期としてはChapter2の序盤から作れるようになる本防具ですが、スキルに「精霊の加護」や「気絶耐性」が付いているだけでなく、タイミング的に素の防御力をレベルアップするシステム「防具強化」が解禁されるので、強化版「ホープシリーズ」のような感覚で使えます。「気絶耐性」に関しては申し分ない程度しかないため、「精霊の加護」が付いた頭・腰を採用するといいでしょう。
同タイミングで防御力は無いがスキルを追加できる「護石」も解禁されるため、「加護の護石I」を作成・装備すれば「精霊の加護」の効果を最大にできます。
・序盤オススメの片手剣

なお、オススメの「片手剣」ですが、武器側に付く生存能力を高めるスキルは限られているので、素直に火力の高い武器にしても、貴重な耐久力を高められる武器にしてもいいでしょう。筆者が選ぶ場合は以下のようになります。

序盤であれば「ホープソード」を使いつつ、「ラバラ・ダーゲ」または「スケイルソード」に乗り換えるのがオススメです。前者はモンスターを一定時間拘束できる「麻痺」の状態異常にでき、後者は起こす際に一度だけモンスターに倍のダメージを与えられる「睡眠」の状態異常を付与できるほか、ガードの性能が上がる「ガード性能」のスキルが多めに備わっています。

さらに、「レ・ダウ」の狩猟を突破できたのなら「レ・グクルトス」もオススメ。優秀な攻撃力に加え、多くのモンスターに通りやすい「雷属性」を持っており、スキルには「ガード性能」を最低限備えながらも、ガードのタイミングが良ければ攻撃力が上がる「攻めの守勢」もあるので総合力が高めです。
「レ・ダウ」で実戦!自由に戦った場合との時間差も検証

肝心なアドバイスの実用性ですが、前隙と後隙がハッキリしている一方、ダメージ量も攻撃範囲も派手と、ターン制を学ぶのにちょうどいい「レ・ダウ」で検証してみました。用意したのは以下3つのパターンです。
装備・戦い方ともに全てアドバイス通り
装備だけアドバイス通り、戦い方は攻め重視
装備・戦い方ともにアドバイス無視で攻め重視

1と2の装備は、武器は「ラバラ・ダーゲII」、防具は頭、腕、腰が「インゴット」、胴は「チャタ」、脚は「ラバラ」、護石は加護の護石I」の構成。3の装備は、武器は同上で防具は頭、腕、脚が「スキュラ」、胴と腰が「チャタ」となっています(出来るだけ正しいタイム比較のため、クエストにはプレイヤー単体で出発)。


結果から言えば1が約14分、2が約6分40秒、3が約6分半というタイムになりました。相対的に見れば1のパターンは他に2倍ほどの差を付けられていますが、“クエストの制限時間が50分まである”という点を考慮すればまだまだ余裕。仮に苦戦し2倍の時間がかかったとしても、20分以上も残っています。

また、2と3のパターンの方はそこまで差が出ませんでしたが、こちらは恐らく“序盤は火力スキルを盛りにくい”点や、単に筆者の実力の問題で攻撃頻度が下振れたことが要因です。もしゲーム後半以降に2&3パターンと同様の検証をした場合、火力と耐久、どこまで特化するかにもよりますが、数分ほどの差になるのではないかと思われます。
困ったら救難信号!サポートハンターとマルチプレイ

アドバイス内容に従っても失敗してしまうクエストもあるかもしれません。そんな時は「救難信号」を使ってみましょう。本作ではスタートメニューまたはショートカットから「救難信号」を使うと、NPCの「サポートハンター」またはオンライン上の他プレイヤーにクエストへ参加要請を送ることができます。

その場限りの、ユーザー間では“野良”とも呼称されるパーティーでマルチプレイを行える機能となっており、1人で戦う時と比べてモンスターの攻撃ターゲットが散るため、人によってはクエスト成功率が高まるでしょう。「サポートハンター」はNPCなので気を使わなくて済むメリットがあり、他プレイヤーの場合は人間が操作する分、意思疎通が期待できます。
クエストを受注する際の「クエストカウンター」では“クエスト開始時に自動で救難信号を送ったり”、“サポートハンターだけに救難信号を送ったり”等の切り替えができるため、好みに合わせて設定してください。

ちなみに、本作は可愛らしくも頼りになる「オトモアイルー」がデフォルトで戦闘を手助けしてくれますが、他プレイヤーまたはサポートハンターが2人以上参戦するとクエストから離脱してしまうため、設定から最大参加人数を2人だけ(プレイヤー1人+サポートハンター1人)に絞るのもオススメです。
余談―大集会所とタマミツネと装備

アドバイスは以上となりますが、余談としてアップデート第一弾の一部内容も紹介します。ストーリー上のネタバレはありませんが、一応クリア後の要素のため閲覧にご注意ください。

本作のアップデートでは様々な要素が追加されましたが、特に目立つのは新拠点「大集会所」でしょう。本拠点は過去作にあったようなプレイヤー達が集まって卓を囲んだりできる交流の場となっており、狩猟に必要な施設が揃っているほか、「闘技大会」で狩猟の腕試しをしたり、ミニゲーム「タルコロチャレンジ」を遊んだり、「歌姫」の歌を聞いたりできます。「ソロオンライン」でも入場できるので、1人プレイでも普段の拠点にオススメです。
さらに、本記事公開の4月23日からは季節イベント「交わりの祭事【花舞の儀】」が始まり、大集会場の装いも春らしいものに変わります。限定の装備なども告知されているので、是非ゲームを進めてハンター自身も季節に合わせて着飾ってみてください。

また、追加モンスターとしては「タマミツネ」が『モンスターハンターライズ(サンブレイク)』から続投されており、初出作品『モンスターハンタークロス』の拡張版『ダブルクロス』にいた特殊な個体の要素を彷彿させる演出も盛り込まれています。

装備の方は性能面のインパクトは薄いものの、外観は和風でキャラクターの着せ替え面では非常に優秀。本作では発売時点から和風の防具がいくつか存在するので、それらと組み合わせてみてみるのも一興です。
筆者個人としては、本作実装分も可愛らしいものの、過去にフィギュア化された初出作品のもう一方の防具デザインを何らかの形で復活させてほしい…!
終わりに

本記事は以上となりますが、最後に初心者へ “正直アドバイスは無視してもいい” という点をお伝えします。“じゃあこの記事は何だったんだよ!”と思われるかもしれません。
今回のアドバイスの多くは既にアクションの基礎が身についていたり、複雑なUIに慣れていたりする人にとっては無用なレベルなだけでなく、『モンハン』はシリーズを追うごとに要素が増えているため、“最高効率とまではいかずともクリア出来る”攻略法はいくらでもあります。既に上手くいっている戦術やセオリーがあれば無理に変えず、気に入ったアドバイスだけを取り入れるのも遊び方としては決して間違っていません。

また、本作は過去作からパワーアップした「釣り」や、貴重な「環境生物」の捕獲など寄り道もあるため、クエストに疲れたら自然の散策を楽しむのも良い気分転換になります。せっかくのゲーム、自力で試行錯誤するのもオススメです。それではみなさんよい狩りを!