HD-2D版『ドラクエ1&2』発売前に遊んでおきたい!昔プレイした人も見逃せない『3リメイク』の追加要素を振り返る

HD-2D版『ドラクエ3』の後に『1&2』をプレイすることで、ロト三部作としての繋がりをより楽しめる展開も…!

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HD-2D版『ドラクエ1&2』発売前に遊んでおきたい!昔プレイした人も見逃せない『3リメイク』の追加要素を振り返る
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『ドラゴンクエスト』シリーズの1~3は「ロト三部作」と呼ばれ、物語や冒険の舞台に繋がりがあります。ただし、ストーリーの順番は3→1→2であり、当時のプレイヤーは最新作だと思った3が1&2に続く物語だと知り、大きな衝撃を受けました。

そんなロト三部作をリメイクしたHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』が2025年に発売予定。そしてHD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』はニンテンドースイッチ/PS5/Xbox Series X|S/PC向けに販売中です。

HD-2D版『ドラクエ3』には追加要素が多数あり、他機種版を遊んだ人もめいっぱい楽しめます。そこで本稿では「HD-2D版『ドラクエ1&2』前に遊んでおきたい『ドラクエ3』」と題し、HD-2D版の追加要素を中心にその魅力を振り返ります。

※核心的なネタバレに繋がる内容は避けています。

◆「特技」の追加で戦略が広がった!

戦闘中のコマンドに「特技」が追加されました。オリジナル版では魔法使いや僧侶になって呪文を覚えない限り、取れる行動は通常攻撃やアイテムを使うくらいとシンプルでしたが、特技によって近接職も多様な行動ができるようになったのです。

例えば武闘家が覚える「まわしげり」は敵1グループを攻撃できたり、戦士が覚える「しっぷう突き」は素早さを無視して一番に行動できたりなど。戦略の幅が大きく広がったのは言うまでもありません。

◆キャラクターボイスの追加で臨場感アップ!

一部の登場人物たちに声が付きました。主人公の母や王様をはじめ、魔王バラモスらまでイベントシーンで喋ります。また、主人公やパーティメンバーにも戦闘中ボイスを収録。ストーリーやバトルの臨場感が増しました。

なお、「ドラクエは喋らない方が好み」という方のために、設定でボイスのON/OFFも選べます。

◆パーティメンバーを細かく設定できる!

「ルイーダの酒場」でパーティメンバーを作る際、キャラクターメイキングを楽しめます。各職業ごとに4種類の容姿があり、髪の色や声まで設定可能です。

オリジナル版ではお爺さんだった男魔法使いも、若くてクールな容姿に設定できます。ボイスパターンも「すなお」「ねっけつ」「せいそ」「ギャル」「おいろけ」など全18種類が用意され、性別関係なく選択可能。仲間たちの個性をより引き出せるようになったわけです。

◆はぐれモンスター探しとモンスター・バトルロード!

新たな旅の寄り道「モンスター・バトルロード」が登場しました。仲間にしたモンスターでパーティを組み、モンスター同士の勝ち抜き戦に挑戦。勝利すれば賞金やアイテムを入手できるというもの。施設はいくつかの町に存在し、段々と相手の強さも上がっていきます。

個人的に本コンテンツの醍醐味は、仲間にできるモンスターこと「はぐれモンスター」を探すことでした。マップのあちこちに隠れており、基本的には冒険をしながら見つけられます。

ただし、中には特定の時間帯にしか出現しないものや、音や匂い、人の姿に反応して逃げ出すものもいるため、静かに近づける特技や姿・匂いを消すアイテムを使う必要も。NPCがヒントをくれることもあり、探索要素がさらに増えた感じです。

バトルでは、モンスターごとに役割や技が異なるので、どんな組み合わせなら勝てるかと編成を練るのも楽しみの1つ。高ランク戦ともなればギリギリの勝負も多く、手に汗握ります。

◆新たな職業「まもの使い」が追加!

追加要素の目玉だったのが新職業「まもの使い」の登場です。モンスターが使うような特技を覚える職業で、仲間にしたモンスターを呼んで敵全体を攻撃したり、回復特技で仲間を助けたりとバランスよく活躍できます。

特に前述の「はぐれモンスター」と結びつきが強く、パーティに「まもの使い」がいると、どんなはぐれモンスターも逃げなくなってスムーズに保護可能。また、保護したはぐれモンスターの数に応じて、強力な特技を習得できます。

多くのはぐれモンスターを保護したゲーム終盤ともなれば、全職業の中でもトップクラスの活躍をしてくれます。

◆オルテガの冒険を深掘り!

オリジナル版では断片的にしか語られなかった「オルテガ」の物語ですが、HD-2D版ではより深く彼を知れる新規エピソードをいくつか収録。オルテガたちの視点を通し、その旅路に何があったのかを描きます。

例えば、オルテガが「ポカパマズ」と呼ばれムオル村に滞在していた時の出来事や、オルテガの従者だったというホビット、同じく勇者と呼ばれていた「サイモン」らとの関係性にも言及。オリジナル版当時のプレイ体験が補完されます。

◆新たなボスも登場!

オリジナル版にはいなかった「新ボス」が各地に追加され、ストーリー攻略の歯ごたえが増しました。中には物語の展開にちょっとした影響を与えているボスもおり、「オリジナル版の流れと違う!」と驚きを与えてくれます。


改めて、HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』はニンテンドースイッチ/PS5/Xbox Series X|S/PC向けに販売中。HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』も同機種向けに2025年発売予定です。


ちなみに、HD-2D版では『3』の後に『1&2』をプレイすることで、ロト三部作としての繋がりをより楽しめる展開が用意されているとも予告済み。本稿で紹介した追加要素を楽しむことも含めて、『1&2』の発売前に『3』を遊んでみてはいかがでしょうか。

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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《茶っプリン》

ゲームライター 茶っプリン

「ゲームの新情報を一番に知りたい、そして色んな人に広めたい」そんな思いからゲームライターに。インサイドではニュースライター、時々特集ライターとして活動。関係者、ユーザーから生まれるネットブームにも興味あり。

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