HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』で“サマルトリアの王女”に会いに行く!『DQI』では敵が“複数編成”になるなど、新要素を体験【プレイレポ】

往年の名作が現代に蘇る!長らく続報のなかったHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』の最新情報を交えたプレイレポをお届けします。

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HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』で“サマルトリアの王女”に会いに行く!『DQI』では敵が“複数編成”になるなど、新要素を体験【プレイレポ】
HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』で“サマルトリアの王女”に会いに行く!『DQI』では敵が“複数編成”になるなど、新要素を体験【プレイレポ】 全 6 枚 拡大写真

■「マイペースプリンス」「うっかり王子」「亡国の王女」って!?

続いてHD-2D版『DQII』のプレイに移ります。こちらもプレイ時間約15分と短いため、要点を絞って挑みました。

さきほど触れたグラフィックの進化、バトルスピードの調整、会話の記憶、2種類のアクセサリー装備などの要素は、HD-2D版『DQII』にも引き継がれています。「とくぎ」も同様に実装されており、王子たちと王女の戦いも激しさを増すことでしょう。

今回の試遊では、序盤ではなく既に3人が揃っており、「風の塔」に挑む状態からスタート。レベルも11とある程度上がっているため、「とくぎ」や「じゅもん」も相応に覚えている状態です。

メニューの「つよさ」からステータスを確認すると「勇者の子孫」という文字が。これは、HD-2D版『DQIII』における「職業」に相当する表記でしょうか。従来の『DQII』には転職システムはないため、この肩書きは最初から最後まで変わらないのかもしれません。

一方で、ステータス画面には「マイペースプリンス」といった表記も。これはローレシアの王子のもので、サマルトリアの王子だと「うっかり王子」、ムーンブルク王女の場合は「亡国の王女」とありました。

「勇者の子孫」が職業だとすれば、「マイペースプリンス」などは「性格」を指すものと考えて良さそうです。もし性格だとすれば、成長に影響を及ぼす可能性もありますし、装備や冒険中の行動で性格が変わることも考えられます。

先ほどのHD-2D版『DQI』では確認し損ねていましたが、HD-2D版『DQI&II』に性格が導入されるのであれば、育成の幅が大いに広がりそうです。

試遊版で「サマルトリアの王女」に会えるのか……!?

HD-2D版として生まれ変わった『DQII』における「風の塔」攻略も、難なく進行しました。

ここでは「おばけねずみ」や「キラービー」などと遭遇し、深刻なダメージを受ける場面もあったものの、「さくせん」で回復をAIに任せていたおかげでピンチを凌ぎ、15分の間に「風の塔」の頂上に到着。バトルスピードの調整も、快適なプレイを後押ししてくれました。

予想よりも早く到達できたため、残り時間を使ってサマルトリアの城へ移動。「ルーラ」の目的先に登録されていたので、瞬時に辿り着けます。

この城に来た目的は、サマルトリアの王女に会うこと。今年の3月に公開された最新映像では、サマルトリアの王女らしきキャラクターが登場し、ローレシアの王子と出会う場面が収録されていました。このことから、インターネット上では「もしかして仲間になるのでは?」といった噂が広がり、話題となっています。

王女に関する噂の真偽は未だ不明ですが、今回の試遊プレイで足を運んだところ、城内に彼女の姿を発見しました。その装いは、映像で披露されたカジュアルなものではなく、王女らしいドレスに身を包んでいます。

果たしてサマルトリアの王女は、ユーザーの期待に応えて冒険に出かけるのか。それとも、今回お目にかかったように、ドレスに身を包んで兄の帰りを待つのか。この点については、引き続き続報を待ちましょう。

なお王女に会うためにサマルトリアの城を訪れた際、ここでも新イベントに遭遇しました。短いながらもドラマ性を感じられるやりとりだったので、その内容は製品版で直接お確かめください。


限られた時間での試遊プレイでしたが、HD-2D版『DQI&II』の魅力を一端なりとも感じられる体験となりました。

気になる点はまだまだ多いものの、HD-2D版『DQIII』から引き継がれた数々の要素や、その恩恵を受けた快適なゲーム進行が味わえたのは、収穫のひとつと言えるしょう。

今回のプレイをきっかけに、更なる新情報の到着により大きな期待が高まります。次はどんな発表で驚かせてくれるのか、実に楽しみです。

(C) ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX
(C) SUGIYAMA KOBO
(P) SUGIYAMA KOBO
※画面写真・映像はすべてPC版の開発中のものです。


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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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