オンパロス編ついに核心へ。『崩壊:スターレイル』新プレイアブル「ファイノン」や性能調整されたキャラクターの感触に迫る【Ver.3.4先行プレイレポ】

『崩壊:スターレイル』Ver.3.4「破滅へ向かう太陽」先行プレイレポートをお届けします。

ゲーム プレイレポート
オンパロス編ついに核心へ。『崩壊:スターレイル』新プレイアブル「ファイノン」や性能調整されたキャラクターの感触に迫る【Ver.3.4先行プレイレポ】
オンパロス編ついに核心へ。『崩壊:スターレイル』新プレイアブル「ファイノン」や性能調整されたキャラクターの感触に迫る【Ver.3.4先行プレイレポ】 全 18 枚 拡大写真

本日7月2日、『崩壊:スターレイル』Ver.3.4「破滅へ向かう太陽」が配信されました。

今回、編集部ではVer.3.4を先行プレイする機会を得たため、佳境に迫る「オンパロス」での開拓内容をはじめ、新プレイアブルキャラクター「ファイノン」、性能が上方修正された「銀狼」「刃」「カフカ」「鏡流」の使用感などをお伝えしていきます。また本記事で紹介する事項はあくまでメディアサーバーの内容であり、正式リリース版と異なる場合がある点には留意してください。

以降の記事内容にはVer.3.3までのネタバレが含まれています。



オンパロスでの開拓と再創世に挑んだファイノン

『崩壊:スターレイル』は、これまで「ヤリーロ-VI」、仙舟「羅浮」、「ピノコニー」と開拓を続けてきましたが、Ver.3.0からは新たな惑星「オンパロス」に舞台を移しています。そこで星穹列車所属の主人公と丹恒は、黄金裔と呼ばれる英雄たちが「タイタン」の火種を手に入れ、オンパロスの再創世を目指す“火を追う旅”の協力をしてきました。

前バージョンとなるVer.3.3は、黄金裔のリーダー兼聖都オクヘイマの統治者をつとめている「アグライア」の逝去という衝撃の幕開け。さらに「天空」のタイタン「エーグル」討伐時の熱い演出と、終末が訪れたオンパロスの惨状や数々の英雄たちとの別れが描かれ、黄金裔で生き残るのはファイノンだけになってしまったという内容でした。そんな激しいアップダウンの展開だったがゆえに、「いいところで終わってしまった!」「ここから1カ月近く待つの?」と嬉しい悲鳴にやきもきした声が多く聞かれました。

Ver.3.3ストーリーの振り返りも確認できます。

今回Ver.3.4の開拓クエストでは、Ver.3.3の最後で「世を背負う」タイタン「ケファレ」の火種を返還して試練に臨んだ、ファイノンと主人公の様子が中心に描かれています。試練はファイノンのバックボーンを辿るような形で描かれ、これまで彼の口から語られるだけだったフレイムスティーラーによって滅ぼされた故郷「エリュシオン」を探索することができます。

そこでは輝かしい黄金裔と自分の人生が交わるとは微塵も考えていない、田舎でのんびりと暮らしていた青年がどのようにして「救世主」という存在になり得たのかという過去にも触れられます。またPVやシナリオで名前だけ言及されていた、ファイノンの幼馴染「キュレネ」がいよいよ正式登場するのも注目ポイント。そして謎の体調不良や六相氷に包まれて戦線離脱していた、星穹列車メンバー「三月なのか」の話して動く様子が久しぶりに見られたのもファンにとって嬉しかったです。

Ver.3.4のシナリオで驚いたのは、「ここまで明かすのか」という設定開示具合です。これまでのストーリーでオンパロスに関わっている運命は、「記憶」「知恵」「壊滅」の3種だと明かされました。今回のシナリオではライコスや、ヘルタとともに侵入したスクリューガムから、ついに「オンパロスの舞台設定や成り立ち」が明かされます。これまでVer.3.0~Ver.3.3まで様々な考察がされてきましたが、Ver.3.4は言わば謎解きの答え合わせのようなストーリーで、いち『崩壊:スターレイル』ファンとしてワクワクしました。

掟破りのひとりで戦う「ファイノン」

モチーフ光円錐の効果

Ver.3.4で実装された新プレイアブル「ファイノン」は、壊滅の運命を歩む物理属性のキャラクターです。必殺技を使用すると神々しい金色を基調とした姿に変身し、特殊行動が行えるようになります。そして敵に物理属性弱点を付与、自分以外の味方キャラが一時戦線離脱して行動不能になる効果を持ちます。これまで4人パーティーでシナジーをかけ合わせて……と、考えていた戦略を一気に吹き飛ばすような規格外さです。

変身時には3種の行動が選べ、強力な「バウンド」は「拡散攻撃」「強化」の使用で得られる「壊傷」というチャージを一定以上溜めると発動可能になります。それぞれチャージ効果はありますが、「拡散攻撃」は2個、「強化」は敵の数だけ「壊傷」が手に入るので、相手に応じて使い分けるのが効率的に良いでしょう。

また必殺技発動時に必要なゲージは「黄泉」「飛霄」と同様の特別仕様です。自身が戦闘スキルを使用した際と、“自分以外”のスキルターゲットになったときに特殊スタック「火種」を獲得して12個溜まると変身可能になるという流れです。変身中は画面左下のファイノン顔アイコンの横に示されている回数分だけ動くことができ、すべての行動が「追加ターン」扱いのためバフの残りターンを消費しません。逆に言えば変身中はファイノンひとりで戦っているため、当然味方のバフを受けることはできないということです。

つまりファイノンを使用するときは、高速で必殺技に必要な「火種」を溜める&バフを重ねるために、パーティーはファイノン以外をサポーターで揃えるのが理想的です。さらにファイノンの戦闘スキルと味方のバフをどれだけ早く使えるかがカギなので、「ブローニャ」「花火」「ロビン」「サンデー」が持つ味方の行動順操作能力が噛み合うでしょう。また、この火種獲得条件やバフが消えないという効果から、ただ一騎当千しているのではなく味方からの声援や願いを受けて、ひとりで踏ん張るファイノンというストーリーに通じるフレーバーを感じることができました。

そしてフィールドで発動する秘技「終わりの始まり」は、一定範囲内の通常エネミーをバトルに移行せず即死させる効果です。同じ効果をもつ「黄泉」の秘技の広範囲版であり、開拓クエストの攻略はもちろん、エンドコンテンツ「模擬宇宙」「階差宇宙」の周回時に役立ちそうです。ただここまで強力なので代償も大きく、秘技ポイントを2消費してしまいます。ただファイノンがパーティーインするとその分秘技ポイント上限が3つ増えるため、上手くやりくりしていきましょう。

強化された「銀狼」「刃」「カフカ」「鏡流」

今回注目したいのはファイノンだけではありません。既存キャラクターの「銀狼」「刃」「カフカ」「鏡流」が、キャラ強化システム「研石錬光」で性能が上方修正されたのです。方向性としては「銀狼」は必殺技が全体化&弱点埋め込みはパーティー1枠目のキャラクターの属性を優先的に付与するということで、雑魚戦でも使いやすくランダム性が減少したためシンプルに使い勝手がよくなりました。

調整箇所が赤字で分かりやすい。

カフカは戦闘スキルの「持続ダメージ系デバフ発生」効果が単体から複数に調整され、追加攻撃の発動条件が緩和&回数が増加しました。さらに追加攻撃時にも持続ダメージの即発動ができるようになったこと、そして天賦の効果で「効果命中」が75%以上の味方の攻撃力を100%アップさせるため、持続ダメージパーティーの全体的な火力の底上げにつながるでしょう。

刃と鏡流はともにスキルダメージが、「最大HP」を参照するようになったのが一番大きな変更点で、自傷系の効果をもつ刃は安定感が増しています。さらに刃は「戦闘スキル発動後、攻撃を受ける確率がアップ」、鏡流は「味方のHPが減った際に、特殊スタック「朔望」獲得&会心ダメージアップ」が追加されました。

もともと刃と鏡流は相性が良かったのですが、刃のHPが減りやすくなり、鏡流が「朔望」を手に入れやすくなったため、より一層「雲上の五騎士」としてのシナジーが高まったといえます。ただいきなりダメージの参照ステータスが変わってしまうため、遺物厳選のやり直しやパーティー育成が間に合わない人も多いと思いですが、いつでも調整前の性能に戻すことも可能です。


『崩壊:スターレイル』Ver.3.4「破滅へ向かう太陽」は、7月2日より配信中です。

また、今回の先行プレイでは体験できませんでしたが、おおきな話題となりそうな「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」のコラボ“美しき夢と聖杯”が7月11日より開始予定です。


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《SIGH》

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