新作ARPG『エデンズ ゼロ』はアクションも探索もボリューム満点!真島ヒロ先生原作の物語を追体験しつつ、シキやレベッカたちと大宇宙を冒険【プレイレポ】

漫画家・真島ヒロ先生原作の新作アクションRPG『エデンズ ゼロ』先行プレイレポをお届け。 ただのキャラゲーではない圧倒的なボリューム感……これは遊ばなきゃ損!

ゲーム PS5
新作ARPG『エデンズ ゼロ』はアクションも探索もボリューム満点!真島ヒロ先生原作の物語を追体験しつつ、シキやレベッカたちと大宇宙を冒険【プレイレポ】
新作ARPG『エデンズ ゼロ』はアクションも探索もボリューム満点!真島ヒロ先生原作の物語を追体験しつつ、シキやレベッカたちと大宇宙を冒険【プレイレポ】 全 41 枚 拡大写真

コナミデジタルエンタテインメントから2025年7月15日(火)に発売となる、PS5/Xbox Series X|S/PC(Windows)/Steam向けソフト『エデンズ ゼロ』。今回、先行プレイの機会が得られたので、本稿ではそのプレイレポートをお届けします。

本作は2018年~2024年に週刊少年マガジンで連載され、2021年にTVアニメ第1期、2023年にTVアニメ第2期が放送された、真島ヒロ先生のスペースファンタジー作品「EDENS ZERO」を原作としたアクションPRGです。原作の物語を追体験できる「ストーリーモード」と冒険の舞台となる惑星・ブルーガーデンを巡る「探索モード」でその世界観を楽しめます。

また、TVアニメと同じ声優陣がキャラクターの声を担当するなど、原作コミック&アニメファン注目の要素も盛り込まれています。

いわゆる“キャラゲー”という括りの作品にはなるのですが、実際に遊んでみると驚くほどにしっかりとした作りで、本格的なアクションRPGとなっていました。

なお、本作は現在体験版が配信中です。本稿を読んで気になった方は、ぜひこちらもお試しください。

※ゲーム画面は、すべて開発中のものです。

◆アニメさながらのストーリーモードで、シキたちが対峙したキャラクターたちとバトル!

ストーリーモードはプレイヤーが自らシキ・グランベルやレベッカ・ブルーガーデンといった原作のキャラクターを操作して、「EDENS ZERO」の物語を追体験できます。

ゲームを始めると冒頭から幼少期のシキとジギー、マイケルが星空の下で語らうシーンが再現されるのですが、これがまた素晴らしい。真島ヒロ先生のキャラクターがゲームの中で動き出す臨場感は、「EDENS ZERO」のみならず「FAIRY TAIL」や「RAVE」といった真島先生の他作品のファンも楽しめることでしょう。

そんなストーリーモードのイベントシーンでは、TVアニメと同じ声優陣がキャラクターたちに声を吹き込んでくれています。筆者も今回の体験プレイに臨むにあたってアニメで予習したのですが、ゲームとして本作の世界にすんなりのめり込むことができました。

とはいえ本作はあくまでゲームなので、プレイヤーが自分でキャラクターたちを操作してこの世界に介入していくのがメイン。既に原作の漫画やアニメでストーリーを把握している方や、周回プレイ時はイベントシーンを飛ばしたいと感じる方は多いはず。本作はそんな方々の要望にも応えるイベントシーンのスキップ機能もしっかり搭載されています。

他にも探索時のミニマップ上には階段のようなマークが示されており、どこから上がったり降りたりできるのか一目瞭然。後述する宇宙戦艦エデンズゼロや、探索モード時の広大な惑星ブルーガーデンでは、ファストトラベルで目的のポイントまで一瞬で移動できます。ぜひこれらの機能を活用しながら快適にプレイしてみてください。

今回の体験プレイでは、惑星ブルーガーデンで誘拐されてしまったレベッカの相棒ハッピーを取り戻す第2章までをプレイ。イベントシーンの中には、作中の印象的なシーンを再現したような箇所も存在していました。

特に、作中でシキたちが対峙した強敵たちと戦える点は熱い要素。作中の印象的な攻撃方法もしっかり再現されており、例えばシキの故郷である惑星グランベルで戦う城主が手から弾丸を飛ばして攻撃してきたり、ブルーガーデンで戦うニパがミニガンを乱射してきたりと、本作のバトルシーンを体験できます。

また、バトルではボタン連打や攻撃ボタンの組み合わせで発動できる連続技や必殺技でダメージを与えていくのですが、敵の行動をよく観察する必要が出てきます。集団に囲まれた際は範囲攻撃で一掃したり、そもそも操作を1対多数の戦いが得意なキャラクターに変えたりと、その場その場の局面ごとに対策を考えながら戦うとよりスムーズに攻略が進みました。

ボス戦も、強力な攻撃を回避するだけでなく、ステージギミックとなっているドラム缶や壁に誘導するように自キャラを動かして回避してやると、そういった障害物に激突してスタンを取れる相手が存在していました。そうやって戦いながら攻略を組み立てていく体験も本作の楽しい部分なのです。

プレイアブルキャラクターはストーリーをクリアしていくごとに増えていき、シキ、レベッカ、ワイズ、ホムラ、ウィッチ、シスター、ハーミット、ジンの総勢8名。

シキならオールラウンドに戦えるもののボス戦など1対1の状況が得意、レベッカなら中遠距離から弾幕を張るのは得意だけど、威力の高い攻撃を当てるには工夫がいるので1対1の状況は少し不得手……といった具合に、それぞれ個性が強いのが特徴。

今回の体験プレイでは全員を触ることはできなかったのですが、シキは最初から選択できるだけに非常に扱いやすいので、まずはシキで本作のアクションに慣れていくのがオススメです。

個人的には、ホムラが触っていて一番楽しいキャラクターでした。固有アクションで一刀流と二刀流、ふたつのバトルスタイルを行き来しながら戦えるので、接近戦の爽快感が群を抜いています。ガンガン攻めながら戦いたい方はぜひ使ってみてください。

初期状態ではどのキャラクターも技が少ない状態ですが、メニュー画面から入れる「エーテルギア強化」の項目から強化することで新たな技を解放できます。気に入った使用感のキャラクターから強化していくといいでしょう。

そして、敵にダメージを与えるor敵からダメージを受けるなどで貯まるゲージを使って発動する「オーバーブースト/オーバードライブ」。発動すると一定時間攻撃力と防御力がアップするだけでなく、攻撃を受けても怯まないスーパーアーマーが付与されます。ボス戦で発動するもよし、多数の敵に囲まれた時に発動するもよしな非常に便利なシステムだけに、使いどころは見極める必要がありそうです。

◆探索モードはさながらオープンワールド……空を飛んでの移動が爽快

ストーリーモードと対になる「探索モード」では、シキを操作して広大な惑星ブルーガーデンを自由に巡ることができます。

本当にマップ上をくまなく探索することが可能で、街の中の簡単な建物であれば見えない壁に阻まれて入れない……なんてことも無いため、全ての場所を巡ってみたくなります。

その移動時に便利なのが、ファストトラベルやシキの重力操作による飛行能力。クエストを受注して目的地に移動する際に、これらを活用することでスムーズに探索を楽しむことができました。

特にシキの飛行能力は便利で、マップ上のどこからでも空中に移動して地上を高い位置から見下ろせます。やはり高所から位置関係を把握できると、目的地を簡単に見つけられるものなのです。加えて空中に点在する建物もあり、そこへ向かう際もこの能力が重要になりました。

また、いくつかの乗り物も用意されており、これらは地上を探索する時に便利です。これによって冒険で便利なアイテムやコレクションカード・文献という作品の世界観にまつわる資料が手に入ります。この文献は真島先生がこのゲームのために書き下ろしたものだそうで、原作でも語られていない「EDENS ZERO」の裏設定を知ることができるのだとか。

そんな惑星ブルーガーデンの探索クエストの総数はなんと200種以上。冒険者ギルドのランクがあがるギルドクエストやフィールド各所で受注できるエピソードストーリーなど、様々な種類が用意されています。今回はお試しで2種類しか遊べなかったのですが、本作オリジナルのストーリーが楽しめるクエストも存在しているそうで、原作からのファンの方は嬉しいこと間違いなし。

他には、シキのライフワークとも言える友達作りにちなんだ、「友達スカウト」システムも中々ユニークです。こちらは様々な場所にその候補となる人物がおり、条件を満たすと友達になってもらえます。

この友達が増えていくことで、後述する宇宙戦艦エデンズゼロにやってきてその機能がどんどん拡張されていくのです。そんな友達候補の中には、原作や真島先生の他作品を知る人なら見覚えがありそうな人物の姿も……!?

シキたちの拠点となる宇宙戦艦エデンズゼロも内部がしっかり作り込まれており、探索することができます。もちろん思った以上に広いので、ここでも一気に目的の施設へ向かうファストトラベルが便利です。

エデンズゼロの内部ではキャラクターたちにバフ効果を与えられる料理アイテムを作成できるエデンズキッチン」、キャラクターたちの見た目を変えられる「ドレスファクトリー」など様々な施設が存在します。さらにはミニゲームが楽しめる施設も用意されており、やり込み要素になっている部分があるのだとか。

筆者が特に驚いたのがドレスファクトリー。先ほどキャラクターたちの見た目を変えられると紹介しましたが、なんと本作の装備たちはステータスだけでなく見た目も変化するのです。

RPGの装備というと名前とステータスは変化するものの見た目が変わらないということも多々ありますが、本作では男性キャラクターも女性キャラクターも装備を変更することで、ステータスだけでなく見た目までガラッと変えて遊ぶことができるのです。

そんな装備が700種類以上も存在しているそうなので、これだけでも探索のモチベーションになるはず。ごく一部を除いてはDLCではなく探索で手に入るなんて、なんという太っ腹ぶり。中には真島先生がこのゲームのためにデザインした装備もあるので、探索のやりがいも十分あります。

そして、装備すると見た目だけでなくステータスも変わる点を加味してか、キャラクターの見た目だけを変更する設定も可能です。自分のお気に入りの衣装で着飾ったキャラクターたちを操作できるので、こちらも活用してみてはいかがでしょうか。

▲衣装を変更するとメニュー画面のキャラクターも着替えます……!!

以上、ゲーム『エデンズ ゼロ』の紹介をお届けしました。かなり長々と色々な要素を紹介してきましたが、実はまだまだ紹介しきれていない要素がたくさんあります。例えばプレイアブルキャラクターでは、本稿で触れたシキやレベッカ、ホムラ以外にも多数用意されているのです。

この辺りはぜひ実際に購入して、みなさんにその全てを遊び尽くしていただければと思います。キャラゲーだと思って購入すると、あまりのボリュームにビックリするはず。骨太なアクションRPGを遊びつくすような気持ちでプレイすることをおススメします!

『エデンズ ゼロ』は、PS5/Xbox SeriesX|S/PC(Windows/Steam)向けに7月15日発売。価格は、Standard Editionが8,778円(税込)、Deluxe Editionが10,428円(税込)です。

©真島ヒロ/講談社・NTV ©Konami Digital Entertainment


《井の上心臓》

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