
引退馬に生牧草を贈れるクラウドギフティングサービス「生牧草バンク」の公式X(旧Twitter)が7月12日、海外から「ハルウララ」宛ての利用が急増していることを報告しました。この背景には『ウマ娘 プリティーダービー』の存在があるようです。
◆英語版『ウマ娘』の一大ブームが引退馬支援に繋がる
生牧草バンクは、1箱6,000円で引退馬に生牧草を贈れるクラウドギフティングサービスです。その公式Xが7月12日、「何が起きているの?海外からうーちゃん(ハルウララ)宛ての生牧草バンクのご利用が爆発しています」と報告しました。
この背景には、実在する競走馬たちをモチーフとしたアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』の存在があります。6月26日に英語版がリリースされ、海外ユーザーたちの間で一大ブームを巻き起こしているのです。
本作に登場するハルウララは特に人気。生涯成績113戦0勝、1勝も挙げずに負け続けたことで逆に人気となったモデル馬のエピソードをなぞりつつ、「楽しいから走るのが大好き!」と連戦連敗でもへこたれず、常に笑顔で一生懸命に走り続けるハルウララの姿が海外ユーザーたちの心を掴んでいます。
今回の一件は、ある日本人ユーザーが「生牧草バンク」の紹介ポストを英語で発信したことがきっかけ。同投稿がバズり、海外ユーザーに「生牧草バンク」の存在が知れ渡ったことで、海外からの利用が急増した模様です。


実際に生牧草を贈ったユーザーからの応援コメント欄では、「ウマ娘のグローバルリリースでハルウララさんや様々な馬さんを知ることができてとても嬉しいです!自分の中で「競馬」という新しい扉を開いてくれてありがとうございます!」といった声が寄せられています。
◆馬たちの未来を大切に思う気持ちは万国共通
本件を受けて、生牧草バンク公式Xは「納得の事が起きていたのですね。Xを始めたころに言っていた言葉「広がって欲しいな生牧草バンクの輪」が現実となり、とても嬉しいです」と喜びをコメント。
また、「馬たちの未来を大切に思う気持ちは万国共通だという事をとても感じています。世界各国よりお預かりしたみなさまの気持ちを大切にお届けさせていただきます」と続けました。
なお、相当数の注文が入っていることについて「生牧草は生ものです。一日にお受け取り可能な出荷量は各牧場様によって違いますのでご注文いただきました生牧草の出荷までに日数がかかる事が予想されます。 みなさまからお預かりしたお気持ちが無駄にならないよう、美味しい生牧草を適宜発送させていただきますので、発送までお待ちいただければ幸いです」とも説明しています。