神話の世界でサバイバルRPG『山外山』TGS2025にプレイアブル出展、何をしても“正解”の遊び方になる自由度の高さが魅力

ただ探索するだけ。それが楽しくて先に進みたくなる世界です。

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神話の世界でサバイバルRPG『山外山』TGS2025にプレイアブル出展、何をしても“正解”の遊び方になる自由度の高さが魅力
神話の世界でサバイバルRPG『山外山』TGS2025にプレイアブル出展、何をしても“正解”の遊び方になる自由度の高さが魅力 全 17 枚 拡大写真

2025年9月25日から28日まで開催されている「東京ゲームショウ2025」ホール1-C11ブースにて、CyancookGamesはオープンワールドサバイバルRPG『山外山(ヤマソト)』のプレイアブルデモを出展。試遊レポートと同社CTOのLin Chen Chao:氏へのインタビューをお届けします。

『山外山』Steamストアページはこちら!

『山外山』は東方の古代神話を融合させた広大な世界で、始めは簡素な石斧一本からサバイバルをスタートし、拠点作りやクラフトに精を出すのもよし。新たなスキルの開放目指して探索の旅に出たり、ボスモンスターに挑むなど自由な遊び方が魅力のサバイバルRPGです。

試遊は4台、1プレイ10分です

また、2Dアニメトレイラーは「もののけ姫」にインスピレーションを得たと海外メディアで報道されたこともあり、独・ケルンで開催されたGamescomでも来場者の注目を集めました。

ブースには4つの試遊台が用意されており、一人30分のプレイ制限となっています。キャラメイクなどもはになく、腰布1枚の半裸男性キャラでゲームはスタート。移動方法などのチュートリアルは用意されておらず手探り状態ですが、開始直後は一本道を進みながらアイテムを拾う、簡単な戦闘方法を学べるので迷うことはありません。

また、画面右側に常に「軽攻撃」「しゃがむ」「観察する」など基本動作のキーメニューが出ているため、キーボード&マウス操作に慣れたプレイヤーであれば特に悩むことはないでしょう。

食べ物には体力などステータスの最大値を伸ばす効果もある

『山外山』で重要なのが「観察する」動きです。何をしたらよいのかわからない時は、とりあえず視界に入るものを片っ端からQキーで調べることで、素材を入手できたり、オブジェクトの使い道を教えてくれます。デモ版では木材と石を合成して手斧を作る合成システム、松明で進路をふさぐ植物を燃やしルートを開拓する方法など、困ったときには「観察する」を発動すればなんとかなります。

初めての合成は木材と石ころで石斧を作成
Qキーでカーソルを合わせると、何ができるのか教えてくれる

デモプレイで驚いたのは想定されている進行ルートではないんだろうな、と思う場所でも岩肌をよじ登り、木の枝から枝へ飛び移るなど、ほとんどどこにでも移動できた点です。「観察する」で気になったオブジェクトを追いかけていると、どんどん道をそれてしまい、筆者はブーススタッフから「ルートをあまりにも外れてすぎてしまったので、メニュー画面に戻って最初からお願いします」と言われたほど、自由な行動が可能でした。

行く手をふさぐ植物を松明で燃やしきる。近すぎると自分もダメージを受けるので注意

見上げるような崖の上にもちょっとしたパズルを解くことで登れると分かると、あれもこれも試してみたくなり、「30分ではとても足りない。せめて30分はプレイしたい」と思わせてくれました。

画面右側の植物は水を欲しがっている。水をせき止めている岩をどうやって壊すのか……
巨大な水球に包まれふわっと浮かぶキャラクター

なお今回のデモプレイでは、開けたエリアにいるボスモンスターを倒すのが目標です。クラフトや建築も多少触れられますが、どちらかと言えば戦闘とアクション、『山外山』の世界の雰囲気を味わうのがメインとなっています。

ほぼ半裸に手斧でボスに挑む。正攻法以外でもボスを倒す方法はあるとのこと

ここからは、CyancookGames・CTOのLin Chen Chao氏へのインタビューをお届けします。

CyancookGames・CTO Lin Chen Chao氏

――デモプレイは30分間ではとても足りないほど楽しかったです。デモ版はボスモンスターを倒すのがプレイヤーの目標なんでしょうか。

Chen Chao: デモ版にはいくつかの進行ルートが用意してありまして、道中には謎解き要素や、新しいスキルの獲得もできます。その中で一体、どのスキルを使えばあのボスを倒せるのか?それを試したり体験してもらうために用意しました。

――ビルド&クラフトも本作の大きな魅力の1つと聞いていますが、試せるような場所はデモ版にもありますか?

Chen Chao: ゲーム内には建築ができるいくつかのイースターエッグが隠されており、プレイヤーにはそれを発見していただきたいと考えています。

――ドイツのGamescomに出展された際、ユーザーの反応や生の声はどんな感じでしたか。

Chen Chao:反響は良かったです。家族3人連れで2度も試遊に来てくれた方がいまして、誰が最初にボスを倒すか競い合うなど、楽しんでもらえたと思います

――日本のユーザーに人気が出そうな要素は何だと思いますか。

Chen Chao:『山外山』の持つ雰囲気やグラフィック、それに戦闘のアクション性は気に入ってもらえると考えてます。かわいい生き物もたくさん登場するので、それもですね。

――雰囲気といえば、豊かな自然が描かれ騎乗生物が登場する2Dのトレイラーは「もののけ姫」からインスピレーションを得たと聞いています

Chen Chao:はい、2D版トレイラーは「もののけ姫」へのリスペクトを込めて制作しました。実際のゲームはもう少し荒野っぽい世界になります。

――ゲーム概要には「舞台は東方の古代神話世界」とあります。アイディアの源となった神話があれば教えてください

Chen Chao:中国神話の「山海経」をインスピレーションの源とし、中国の民間神話や物語からも影響を受けています。

――デモ版にもパズルめいた要素がチラホラ見られました。ああいった仕掛けは本編にもたくさん出てきますか。また謎を解くと何が起きるのでしょう。新しいスキルの獲得や、新エリアの開放に必須なのでしょうか。

Chen Chao:一つ言えるのは、本作において謎解きはわりと重要なキーポイントとなります。この世界には神々の残した遺跡があり、触れたりパズルを解くと遥か古代の歴史を知ることができます。でもそれが何のためにあるのかは、まだ未公開情報です(笑)。

――生物をテイムしたり、中には騎乗できる動物もいると聞いています。どんな動物が登場する予定ですか。

Chen Chao:まだ開発途中ですので正確な数はお答えできませんが、十数種類はテイム可能な生物がいます。

――建築の自由度はどの程度ありますか?日本のユーザーは特に内装、インテリアに凝る傾向が強いので、家具や装飾アイテムが多いとうれしいのですが……。

Chen Chao:ゲーム内のどこにでも、生き物の背中にすら建築は可能です。内装・外装のアイテムはかなりたくさん用意していますよ。室内を飾りつけて居心地よくするという、生活感を出すのは重要なポイントですから。

思わぬところを登ったり泳いで渡れるのが楽しくて、どんどん探索を進めたくなる

――『山外山』にはユーザーにとっても明確なゴール、例えば“ラスボス”的な存在はありますか。また、ゴールを目指さずひたすらハウジングや探索だけ楽しみたい、という遊び方は可能なんでしょうか。

Chen Chao:プレイ目標の1つとしてラスボス的何か、は存在します。ボスモンスターに挑まなくても、何ならメインストーリーを進行させずにほかの遊び方を続けることもできます。

――最初から最後までソロ、シングルプレイで遊びたいというユーザーでも頑張ればボスは倒せますか

Chen Chao:はい、倒せます。『山外山』が大切にしているのは様々な素材を合成できるクラフトシステムや、無茶ぶりな方法でも、やり方次第で誰でも強大な敵を倒せるといった、自由度の高さにあります。

――『山外山』は公開されている情報が少なく“謎に包まれたタイトル”です。まだどこにも出てないお話を何か1つ、Game*Sparkにいただけないでしょうか?

Chen Chao:そうですね、TGS2025に出展しているデモ版には、木の上に椅子が置かれてる場所が1か所だけあります。座ると何が起こるのか……探してみてください。

――グローバル向けには本作が初の発表タイトルだと聞いています。過去に開発したタイトルとグローバル向け作品で最も異なる、苦労した部分はありますか。

Chen Chao:やはりローカライズです。単なる言葉の問題ではなく各国の異なる文化にも対応しなければならないので、難しいところです。

――リリース予定日はだいたいどれくらいの時期になりそうでしょうか。

Chen Chao:2026年から2027年の間、としか今は言えません。プラットフォームは今のところSteamのみとなっていますが、コンソール版も予定しています。

――9月27日・28日はTGS2025の一般日となり多くの方が来場されます。このブースに遊びにきてくださいという、アピールコメントをお願いします。

Chen Chao:『山外山』の持つ自由度の高さ、どこに行っても何をしても“正しい遊び方”なのが『山外山』です。楽しんでいってください。


『山外山(ヤマソト)』は、東京ゲームショウ2025のホール1-C11「CyancookGames」ブースにて試遊できます。

『山外山』Steamストアページはこちら!

《稲川ゆき》

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