※本稿では、システム上の関係で簡体字/繁体字で表記すべき部分も異体字に置換している場合があります。
◆『雪松』

中国のNarodaが手掛ける新作リアルタイムストラテジー『雪松(Codename: Cedar / Позывной Кедр)』が、9月25日からbilibiliでベータテストを実施しました。本作では雪原で繰り広げられる戦いの中、少女たちの部隊を率いて戦車や装甲車を駆使しながら戦局を切り開いていく一作品。全編ロシア語音声の採用が大きな特徴となっています。
そんな本作は現在各主要プラットフォームにて事前登録受付中。ミリタリーと美少女キャラクター、そして冷戦時代の軍国主義的な雰囲気を融合させた異色の作品として本国ユーザーから注目を集め、期待値は高め。「ドールズフロントライン」シリーズの影響を色濃く受けたような作風であり、bilibiliのコメント欄や中国SNS「知手」でも比較・議論が交わされ続けています。
早速筆者もゲームをプレイしていますが、リアルタイムストラテジーなので常に複数体のユニットを采配していく忙しさに、ある種の奥深さを感じました。詳細については後日プレイレポートを予定していますので、そちらにて触れる予定です。




◆『奥星熱浪』

Tencentが配信を予定しているカジュアルパーティゲーム『奥星熱浪』の公式アカウントが精力的に動画を投稿し、事前予約の呼びかけを続けています。数あるTencent配信のゲームでもこちらのタイトルの販促はかなり自由で挑戦的です。
中国メディア「sofu.com」も困惑するほどで、その投稿内容と言えば、ミームとゲームプレイ映像をごちゃ混ぜにしたかなりカオスなもの。公式アカウントはTapTap、bilibiliのどちらにおいてもゲームの詳細な内容についてテキストでの投稿を全くしておらず、ぶつ切りのゲームプレイ映像だったり開発中の映像だったりを度々公開しています。
どうやらバラエティ豊かなコンテンツを本作一つで楽しめるようで、作中の世界観も投稿している動画のように混沌としたものになっています。Tencentらしからぬ異質なタイトルとして注目を集めていました。




◆『縁之綱』

10月3日、中国産インディータイトル『縁之綱』がSteamにてウィッシュリスト登録を開始しました。中国本国では定番ジャンルとして常に一定の人気を誇る、「武侠」をテーマとしたマルチエンディング採用のターン制RPG作品なっています。
本作では、メインストーリーを読み進めながらもその時々で出会うヒロインたちとの恋愛を楽しむことができるそうです。周回するたびに“新しい発見”を見つけられる、リプレイ性の高いゲームデザインを意識しているようで、bilibiliユーザーたちから期待するコメントが寄せられていました。
バトルではキャラクターを一切デフォルメすることなく、イラストの等身をそのままドット絵イラストに落とし込んでいるのが見事。それでいてアクションのメリハリを感じる戦闘アニメーションにも温かみを感じます。対応言語は中国語(簡体字)のみで日本語未対応ですが、気になる方はチェックしてみください。




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