「Xboxは死んだ」噂を一蹴、マイクロソフトが「次世代Xboxに積極投資」と公式発言

次世代Xboxへの投資は継続、撤退の噂を否定しました。

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「Xboxは死んだ」噂を一蹴、マイクロソフトが「次世代Xboxに積極投資」と公式発言
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マイクロソフトは10月6日、「次世代Xboxゲーム機およびデバイスの設計・開発・製造に積極的に投資している」との声明を米メディアWindows Centralに発表。ネット上で広まる「Xboxハードウェア撤退」説を否定しました。

◆掲示板から“撤退説”が急拡散したワケ

マイクロソフトがゲーム機から撤退するという噂の出どころは、海外のゲーム系掲示板「NeoGAF」です。SneakersSOなるアカウントが「Xbox部門から信じがたい噂が漏れ始めた。2026年に本腰を入れると公言したXboxハードウェアに関する具体的な計画が、確定していた状態から突然宙に浮き、確実視されていた多くの計画が延期され始めた。コストコもXboxの販売予定を中止している」と投稿。

「Xboxの未来は、収益性の高い人気IP『Call of Duty』『World of Warcraft』『Minecraft』『Forza Horizon』などに集中し、Game Passは実質的にXbox Cloud Gamingへの入口となるだろう。Game Passの値上げはこれで終わらず、今後も価格上昇が続く見込みだ」とした上で、「Xboxブランドへの信頼と認知度は“崩壊”しており、OEMメーカーですらXboxコンソールを製造したがらない可能性がある」とも述べています。



これだけであればネット上によくある“無責任な噂”のひとつに過ぎなかったはずですが、米技術系メディア「The Verge」のXbox速報記事で知られるベテラン編集者Tom Warren氏が、ポッドキャストで「SneakersSOはXboxの内部事情をよく知る人物で、情報源としては悪くない」と発言。これを受けて「Xboxは死んだ」という噂が急速に拡散したのではないか?と「GameSpot」は分析しています。

“This is how we play now?” with Tom Warren、発言は1時間21分30秒あたりから

冒頭の通りマイクロソフトはこの噂を正面から否定しました。しかし、Xbox Game Pass Ultimateの約50%値上げ、スタジオ閉鎖や大量解雇、さらには開発中止案件の続出など、ゲーマーからのイメージ悪化に直面しているのも現実です。海外メディアもハードウェア撤退は事実ではない「ただし、今のところは」という見方をしているようです。


《稲川ゆき》

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