カプコンは、2025年9月28日に発表された「CAPCOM CUP 12」および「ストリートファイターリーグ(SFL): ワールドチャンピオンシップ 2025」のライブ視聴一部有料化について、その背景には同社のeSports事業を持続可能な形で推進する目的があったと説明しました。
◆有料配信はeSports事業の持続的な成長のために実施

「CAPCOM CUP 12」は、世界各地で開催された予選大会を勝ち上がった48名の選手たちが『ストリートファイター6』の王者を目指して戦う世界大会です。2026年3月11日から両国国技館で開催され、優勝賞金は100万ドル(約1億5千万円)になると決定しています。
同じく両国国技館で開催される「SFL: ワールドチャンピオンシップ 2025」では、世界3地域で行われる「SFL」の各優勝チームが集結して世界最強チームの座を懸けて競い合います。
両大会はライブ配信が例年実施されていますが、カプコンは「CAPCOM CUP 12」のTOP16決勝トーナメントおよび、「SFL: ワールドチャンピオンシップ 2025」決勝のライブ視聴が有料になると「東京ゲームショウ 2025」のステージで発表。
大会後には無料配信を実施すると説明されたものの、「カプコンカップ」が初の有料配信となることはチケットの販売価格もあわせてファンたちに大きな反響を呼びました。

物議を醸したライブ視聴有料化について、カプコンのグローバルeSports事業部の部長を務める田渕哲也氏は、有料化の背景には、同社のeSports事業を中長期的に持続可能な形で推進する目的があったと説明。
参加選手・チームや関連事業分野への再投資を通じて、国際的に競争力のある大会へ成長させていく方針があると述べました。
また、有料化決定に寄せられた多くの意見を真摯に受け止めており、関係各所とも慎重に協議を重ねていると報告。10月下旬に発表予定であったライブ視聴チケットの価格設定は、準備が整い次第改めて発表すると伝えています。




