
2025年11月12日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)はPlayStation5の日本国内専用モデルを11月21日に発売することを発表しました。
Sony Announces Cheaper Japanese-Language Only PS5 Just for Japan
byu/digidude23 inPS5
この日本国内専用PS5について、海外掲示板Redditにて海外ゲーマーたちがさまざまな議論を交わしています。
「任天堂の真似だ」「いや円安だから仕方ないよ」……海外ゲーマーのさまざまな声
同掲示板の意見で真っ先に目立ったのは、「ニンテンドースイッチ2」を販売するにあたり安価な日本語限定版とそれより高価なグローバル版の2モデルを用意した任天堂の真似ではないか……というものです。
そして、SIEも任天堂も「なぜ日本語限定の廉価版を用意しなければならなかったのか」という問いに対し、最も多く見られたのが「円安」の影響をモロに受けている、という意見でした。
PS5のデジタルエディションの定価は500ドルだが、2025年現在極端な円安により日本円では77,000円にもなる。
PS5もニンテンドースイッチ2もドルを基準にした価格だと日本円では非常に高くなってしまうため、彼らは国内向けに独自モデルを用意する道を選んだのだろう。
そもそもアメリカに比べて日本の賃金は安い。約30年間ほとんど上昇していない。今までのPS5の価格は日本で必死に働いても買うのを躊躇する価格だったが、今回の新モデルの登場でPS5の普及率が多少は上がるかもしれない。
以上のように、近年の極端な円安と日本の平均年収が30年の間400万円~470万円の間で横ばい(参考:厚生労働省・令和2年版厚生労働白書より)であることから、海外ゲーマーの間では「日本限定廉価版が出ることは仕方ない」という見方が強いようです。
また、日本限定廉価版には「グローバル間の転売を抑止する効果があるのではないか」といった見方もあります。
その他、「カナダ語限定PS5が必要ではないか(筆者注:カナダの公用語は英語・フランス語)」といったジョークも掲示板上では人気も博していました。
何はともあれ、今後も円安が続くであろう日本経済。以降のゲームハードも、日本語限定廉価版とグローバル版の組み合わせで販売されることが多くなるのかもしれません。



