
Unity の開発者は自分のゲームを『フォートナイト』に展開可能に
UnityとEpic Gamesは、Unityで開発されたゲームを『フォートナイト』に展開可能にする協業を発表しました。これにより、開発者は5億以上の登録アカウントを持つ巨大エコシステム『フォートナイト』にUnityで開発したゲームを公開し、フォートナイトクリエイターコミュニティに参加できるようになります。
ライバルから協力関係へ
長年ゲームエンジン市場で競合してきた両社ですが、今回の提携により開発者の選択肢は大幅に拡大。Unity製ゲームは『フォートナイト』のクリエイターコミュニティに参加可能となり、世界最大級のプレイヤーベースにリーチできるようになります。
Unreal開発者にもメリット
年次開発者会議「Unite」で発表されたもう一つの重要な発表が、Unityのクロスプラットフォーム・コマースプラットフォームがUnreal Engineに対応することです。これによりUnreal開発者は、PC、モバイル、ウェブを横断するデジタルカタログや決済システム、ウェブショップ管理など、より柔軟なマネタイズ手段を利用可能に。価格設定やプロモーション、ライブ運営の管理もUnreal Engine上で完結できるようになります。提供開始は2025年初頭を予定しています。
両CEOがオープンなエコシステムを強調
Unity社長兼CEOのマット・ブロンバーグ氏は「選択肢とオープンなシステムは、ゲームエコシステム全体の成長を促します」とコメント。Epic Games創業者兼CEOのティム・スウィーニー氏は「ウェブの黎明期と同様に、企業はオープンなメタバースを相互運用性と公平性を備えた形で構築するために協力し合う必要がある」と、業界全体の協力体制の重要性を訴えました。
パートナーシップの詳細や具体的な提供時期については、来年中に追加情報が発表される予定です。なお、Uniteの基調講演はライブ配信され、録画はUnity公式YouTubeチャンネルで後日公開されます。




