テック系YouTuberのDaniel Owen氏は、PC版『モンスターハンターワイルズ(モンハンワイルズ)』無料タイトルアップデート第4弾に関するパフォーマンスの検証動画を公開しました。
CPU使用率の悪さはシェーダーコンパイル仕様変更が背景?VRAM8GBグラボでの改善などの仮説
2025年12月16日に配信された『モンハンワイルズ』の最終大型アップデートである無料タイトルアップデート第4弾。こちらではPC版を含む全プラットフォームでのCPU/GPUの最適化が行われ、有志の検証ではGPU負荷の軽減が確認された一方、CPUボトルネックの悪化が報告されていました。
別で同日から動作を検証していたOwen氏もCPU(CPUの検証ではAMD Ryzen 5 5600Xを使用)のパフォーマンス悪化を確認しており、今回の動画は後日に行われたフォローアップ検証のさらにフォローアップ検証結果をまとめたものとなっています。

同氏の検証結果によると、“シェーダーキャッシュ削除やGPUドライバーバージョンの変更をしたがCPUの問題は解決しなかった”ものの、“長時間ゲーム内の同じ場所で放置したら上手くいった”そうです。そして“ゲーム起動時のシェーダーコンパイル作業がアップデート第3弾の時に比べ、アップデート第4弾の時の方が体感が早かった”状況から、“シェーダーコンパイル作業の、少なくとも一部はゲームプレイ時に行われるようになった”との仮説を打ち立てました。
実際に検証映像では、放置した時間の経過とともにCPU使用率の低下が確認でき、アップデート第4弾同士でも放置を行う前と後で23%のパフォーマンス差があるそうです。なお、この検証結果についてOwen氏は、“新しい場所に入るたびにシェーダーコンパイル作業が行われるのか”は確証できないことを注記しています。

また、同氏はVRAM8GBのGeForce RTX 5060 Tiでも検証しており、グラフィック設定によって差異はあるものの、パフォーマンスが改善している旨も報告しています。





