フランスの雑誌「Ecran Total」は、『ファイナルファンタジーIX(以下、FF9)』のアニメが2028年に公開予定であることを伝えました。2021年に報道されて、続報がなかったアニメ化がついに実現するかもしれません。
4年前に『FF9』のアニメ化が発表されるも、制作スタジオはその後倒産……
『FF9』は、2000年に発売。ジタンやガーネット、ビビといった個性豊かなキャラクターたちによる冒険が描かれる、“原点回帰”がテーマの作品です。
2025年7月には発売から25周年を迎え、グッズ販売のほか、展覧会も開催されました。
そんな本作は、フランスのアニメスタジオCyber Group Studiosによるアニメ化が進行中であることが、2021年に報道されています。アニメのターゲット層は8~13歳で、当初の計画では2021年末~2022年初旬までの制作開始を目標としていました。
しかしながら、海外メディア3DVFによって、Cyber Group Studiosが倒産したことが2025年4月に伝えられています。いくつかのメディア会社による買収も検討されていたものの、最終的には裁判所の命令によって、売却による清算が決定しています。
2028年の公開を目指し、アニメ化プロジェクトが再始動?

アニメ化の企画は頓挫したと思われていましたが、海外ジャーナリストのGershwin Impact氏が、フランスの雑誌「Ecran Total」に掲載された内容を自身のBlueskyに投稿しました。雑誌にはアニメ版『FF9』に関する記述があったそうで、Euro Visualというスタジオが新たに制作を担当しているようです。
また、「アレクサンドリアを舞台にビビの子供たちの物語が描かれる」点や、全13話の構成で2028年の公開を予定していることなどが書かれている模様。ターゲット層は6~13歳だそうで、かつてCyber Group Studiosが制作を進めていたものとの類似点もあります。
なお、現時点ではスクウェア・エニックスなどからの公式発表は確認できません。一度は立ち消えたと思われた『FF9』のアニメ化プロジェクトですが、今後の動向やアナウンスにも注目です。






