■「ゆうべ」も「ぱふぱふ」も楽しむぞ!

ローラ姫と一緒に宿へ泊まると、翌日に主人から「ゆうべは お楽しみでしたね」と言われるのは、オリジナル版にもあった小ネタです。もちろんHD-2D版でもこの台詞は健在。

また、ローラ姫が一緒にいると反応が変わる住民もいます。特に分かりやすいのが、ラダトームの城下町にいる「おねえさん」。
勇者が一人のときは、町の中限定でついてくるちょっと特別なキャラですが、ローラ姫を抱きかかえた状態で話しかけると、「私のほうがもっとカワイイわよ」とライバル心を覗かせます。

『ドラクエ』の小ネタといえば、「ぱふぱふ」も外せません。本作の場合、勇者ひとりなら温泉の湯気でぱふぱふされた温泉たまごを食べて終わりですが、ローラ姫と一緒に「ぱふぱふ」すると、やはり変化が見られます。

しかもここでは、ほかならぬ勇者の行動が変化。受け取った温泉たまごを、ローラ姫と“はんぶんこ”しました。

普段、能動的な反応をあまり見せない勇者だけに、ローラ姫を思いやる行動が実に印象的です。この“こころ配り”に、ローラ姫も喜びを隠しきれません。
■ローラ姫の「祈り」が勇者の力になる!

ローラ姫の存在感は、会話だけに留まりません。戦闘中は勇者の戦いぶりを後ろから見守り、さらにゲームがある程度進むと「祈り」で勇者をサポートします。


「祈り」によるサポートで特に顕著なのが、超絶技の発動が可能になる点です。しかも、ベギラゴンやギガスラッシュの超絶技は、「祈り」の効果中のみ発動できる限定的な技です。その分、威力も相当なもので、凄まじい攻撃力は一見の価値アリです。

戦闘に直接参加はしませんし、敵から狙われることもありませんが、ローラ姫の「祈り」が勇者に大きな力を与えてくれるのも事実。ただ守られているだけの姫ではありません。
■ローラ姫と「レミラーマ」の呪文は二者択一

会話の受け答えに進行の誘導、戦闘時のサポートと、有能さが光るローラ姫。しかし、プレイの順序によっては、最後まで連れ歩けないケースもあります。
ラダトームの城に入るとイベントが自動的に始まり、姫と別れる形になります。そのため、クリアまで一緒にいたい場合は、ラダトームの城は実質的に立ち寄れない場所と化します。

ですが、攻略上必須のアイテム「たいようの石」が、ラダトームの城(正確には、城の敷地内の地下)にあります。事前に「たいようの石」を手に入れておかないと、ローラ姫との別れが避けられません。
この罠にハマってしまったプレイヤーも一定数おり、クリア直後に早速2周目へ挑んだという報告もSNSでよく見かけます。今後遊ぶ予定がある人は、救出よりも先に「たいようの石」を入手してください。

また、「さいごのかぎ」の入手はローラ姫救出後になるため、このかぎで開けられるラダトーム城の宝箱の中身も諦めなくてはなりません。特に「レミラーマの巻物」は、ラダトーム城にしかないため、ローラ姫との二者択一を迫られます。
ただし、エンディング前にラダトーム城を自由に移動できるタイミングがあるため、その時に「レミラーマの巻物」などを回収することはできます。アイテムコンプ派の人は、どうかご安心ください。

孤独な勇者のひとり旅は、ローラ姫の同行で雰囲気が大きく変わります。オリジナル版と同様に、姫を城に帰すことなくクリアすることも可能。しかも、物語からバトルまで、ローラ姫の存在感が色濃くなっています。
リメイクで厚みが増した、ローラ姫とのふたり旅。懐かしい作品の新たな楽しみが、HD-2D版に盛り込まれていました。興味が湧いた人は、この機会にHD-2D版を遊んでみてください。




