『冒険家エリオットの千年物語』は「これが欲しかった」が味わえる! 絶妙な武器バランス、戦闘に縛られない自由度、報酬も嬉しいサブクエなど、手触りの良さに感服

『冒険家エリオットの千年物語』がついに発売されました。HD-2Dシリーズ初のアクションRPGとなる本作ですが、実際に遊んでみると「こういうのが欲しかった」と感じる調整や仕組みが随所に盛り込まれています。今回は、システム紹介だけでは伝わりにくい本作の手触りの良さを、実体験を交えて紹介します。

ゲーム 特集
『冒険家エリオットの千年物語』は「これが欲しかった」が味わえる! 絶妙な武器バランス、戦闘に縛られない自由度、報酬も嬉しいサブクエなど、手触りの良さに感服
『冒険家エリオットの千年物語』は「これが欲しかった」が味わえる! 絶妙な武器バランス、戦闘に縛られない自由度、報酬も嬉しいサブクエなど、手触りの良さに感服 全 20 枚 拡大写真

「HD-2D」では初のアクションRPGとなる『冒険家エリオットの千年物語』が、2026年6月18日に発売されました。

筆者はアクションRPG好きのいちユーザーとして本作に関心を寄せてきましたが、その期待に応えてくれた完成度の高さに加え、「これが欲しかった!」と思える要素にも出会うことができました。

システム面だけでは伝わりづらい、実際にプレイして触ったからこそ分かる要素の数々について、ひとりのゲームファンの視点からお届けします。同じような部分が気になっていた人の参考になれば幸いです。

■全武器を試したくなる絶妙なバランス

『冒険家エリオットの千年物語』には、剣・槍・ハンマー・鎖鎌・弓・ブーメラン・爆弾という全7種類の武器が用意されています。

武器の種類が多いアクションRPGでは、差別化を意識するあまり癖の強い武器が生まれ、「結局ほとんど使わなかった」というケースも珍しくありません。しかし本作では、自然とさまざまな武器を試したくなり、それぞれの長所を実感できる絶妙な調整になっていました。

最初に使う剣は振りが速く扱いやすい反面、リーチはやや短めです。そのため、次に入手する槍を手にした瞬間、「これは便利そうだ」と感じ、しばらく愛用しました。この槍もなかなか優秀な武器ですが、軸がズレると空振りしやすく、操作に正確さが求められる一面もあります。

操作ミスで敵から反撃を受けていた頃、次の新武器であるハンマーと出会いました。近接武器の中では攻撃力が頭ひとつ抜けており、雑魚敵相手なら明らかに撃破に必要な手数が減ります。特に単体の敵相手なら、パワフルで気持ちよく振り回せる武器でした。

ただしハンマーは振りが遅く、複数の敵を相手にすると小回りが利きにくい場面もあります。そこで今度は、鎖鎌が魅力的に映りました。鎖鎌は周囲をまとめて攻撃できるため、複数の相手にも対応しやすくて助かります……と、このような流れで自然に持ち換えながら、近接武器を一通り楽しませていただきました。

また、遠距離武器のバランスも秀逸です。ブーメランは、チャージ攻撃が複数ヒットした時の気持ち良さが格別で、うまく決まるとクセになるほど。弓は矢を消費するため連発はためらいがちになるものの、射程が長く素早く撃てるため、強敵との戦いでは何度も助けられました。

そして、普段は近接武器の鎖鎌も、チャージ攻撃ならかなりの距離まで攻撃が届きます。発動までに溜めが必要ですが、かなりリーチが長く、しかも敵を引き寄せる効果付き。引き寄せた敵を別武器で追撃するなど、組み合わせて戦う上でも便利な武器でした。

ちなみに筆者は、剣から始まり色々な武器を試しましたが、鎖鎌を愛用し始めてから、振りが速く隙の少ない武器を相方にしたいと考え、最終的には剣に戻ってきました。剣と鎖鎌の使い分けは、個人的におすすめしたい組み合わせです。

とはいえ、ベストな組み合わせは人によって大きく変わるでしょう。武器は2種類まで同時に装備できるので、単体だけの使い勝手ではなく、組み合わせを模索するのも本作ならではの楽しさのひとつです。

なお、爆弾は少し特殊な武器なので別枠としましたが、爆発までタイムラグがあるため扱いは難しいものの、基礎攻撃力は全武器中トップクラス。上手く使いこなせれば、最強武器の候補になりそうなポテンシャルを秘めています。

個々人で好みは分かれるかと思いますが、一通り触った実感としては、いわゆる「死に武器」はなく、どの武器にも明確な強みや楽しさがありました。本作を遊ぶ予定の人は、あれこれ試しながらのプレイをおすすめします。



  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 続きを読む

《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

+ 続きを読む

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]

関連ニュース