
2026年7月12日未明(日本時間)、eスポーツワールドカップ(フランス・パリ)で行われた『Apex Legends』の国際大会「Apex Legends Global Series: 2026 Split 1 Playoffs at the Esports World Cup」にて、日本チーム「UNLIMIT」(Xtsuvi選手、Peace選手、ゆらりまん選手、Yonaコーチ)が優勝を収めました。日本人メンバーで構成されたチームが同作の国際大会で優勝するのは初めてのことです。
一方、2026年シーズンからYukaF選手、Mike選手、Satuki選手、Yamatoコーチという強力な布陣で部門を再始動したのは「ZETA DIVISION」です。オープン予選から好調なパフォーマンスで今世界大会まで出場し、決勝まで勝ち進むも、最終的にはUNLIMITとの一騎打ちに敗れる形で総合獲得ポイント5位に終わりました。
本稿では、悔しさ滲む大会直後に実施したYukaF選手へのインタビューをお届けします。表情と声色から悔しさとも失望ともとれるような思いが伝わる、インタビューする筆者まで目頭が熱くなる時間でした。
◆優勝がちらつき、思考が鈍った最後の局面
――まず率直に、今日のこの結果をどのように受け止めていますか?
YukaF:悔しいです。
――本当にあと一歩でした。あの局面ではどのようなコミュニケーションがあったのでしょうか。勝敗の境目はどこだったと感じていますか?
YukaF:僕個人としては優勝がちらついてしまい、ちょっと思考が鈍ったかなという感想はあります。まあでも、仕方なかったのかなとも思います。言い訳ならいっぱい並べられてしまいます。
――いろんな要素があった中で、やはり優勝がちらつきましたか?
YukaF:そうですね。
――最後の局面だけでなく、試合を通して、あるいは今回の「eスポーツワールドカップ」全体を通して、上手くいった部分と上手くいかなかった部分の手応えはありましたか?
YukaF:良かった点で言えば、チームの雰囲気ですね。上手くいっていない時でも気持ちを消さずに常にやれているので、そこもマッチポイントファイナルの結果につながったのかなと思います。悪いところで言えば、結成したてでの連携のミスやコミュニケーションエラー等です。あとは自分のIGLが環境的にちょっと定まらなかったというか……80%ぐらいだったかなというイメージでした。
――IGLというのは、意思決定という部分ですか?
YukaF:チームの方針を決めるのが全部自分なので、そこですね。
――IGLが定まらなかった「環境的」な要因とは、具体的にどのようなところが影響しているのでしょうか?
YukaF:特にレジェンドの調整が入ったりだとか、盤面が進むにつれてインサイドが強かったり、外でプレイするのが強くなったりするので、そこに対するアプローチですね。
――BANシステムが導入されたことで、考えることはより多くなりましたか?
YukaF:BANシステムになってからは確実に苦手ですね。自分はリソースを管理してしっかりトレードしていくのが得意なので。BANが進むと構成に色が出るので、そこが難しいです。
――YukaF選手から見て今のZETA DIVISIONはどういうイメージですか?
YukaF:自分がIGLをして、他の2人ってなった時のメンバーとしてはベストだと思います。チームの連携をもっと深め、自分のIGLをもう少し磨いていけたらなと思います。いいメンバーですね。
――「このメンバーなら行ける!」といった手応えは掴めましたか?
YukaF:はい。今回の大会も「絶対に勝てるな」と思って挑んでいるので、もちろんあります。
――この3人が組み合わさることで、どのようなシナジーが生まれている実感がありますか?
YukaF:先ほど挙げた「チームの雰囲気」という部分ですね。自分はあんまり盛り上げるのが得意じゃないので、他2人がしっかり盛り上げてくれているのでやりやすいです。
――チームとして、また個人としての次の目標に向けて、修正すべき点や課題は明確に見えていますか?
YukaF:明確ですね。チームとしても、自分個人単位としてももちろん課題はあるので、しっかりSplit2ぐらいに向けて仕上げていけたらなと思います。
――このような状況の中、インタビューにお答えいただき本当にありがとうございました。
YukaF:ありがとうございました。


