2026年8月21日から23日にかけての3日間、台湾・台北市の花博公園争艶館で、台湾最大級の同人イベント「Fancy Frontier 47(通称:台湾FF)」が開催されました。


会場には3日間にわたってコスプレサークルスペースが設けられ、多くの来場者がコスプレイヤーとの交流や撮影を目的に訪れました。参加者は台湾国内にとどまらず、日本、香港、韓国、東南アジアなどアジア各地から集結。なかでも日本人コスプレイヤーは台湾でも高い人気を誇り、サークル参加・一般参加を問わず、知名度の高いコスプレイヤーが多数来場していました。日本で活躍するコスプレイヤーを目の前に、喜びながら撮影に臨む台湾人カメラマンの姿も印象的でした。
例年の台湾FFは厳しい暑さに見舞われることが多いものの、今回は3日間を通して雨模様に。とくに初日と2日目は雨脚が強く、屋外のコスプレ撮影広場が一時的に中止となる場面もありました。それでも、台湾のコスプレイベントを象徴する光景のひとつである「囲み撮影」は各所で見られました。コスプレイヤーを大勢のカメラマンが取り囲み、シャッターを切る熱気は、悪天候のなかでも衰えることはありませんでした。


コスプレ撮影広場が本格的ににぎわい始めるのは、基本的に午後からです。近年は、日本から参加したコスプレイヤーや、事務所単位でサークル出展する韓国のコスプレイヤー、東南アジアから訪れるコスプレイヤーが比較的早い時間帯から姿を見せる傾向があります。

一方で、台湾の人気コスプレイヤーはサークル出展を主な目的としているケースも多く、出展中は終了時間まで撮影広場へ出てこないことも珍しくありません。また、サークル参加に当選しなかった場合は、イベント自体に参加しないケースも見られます。そうした事情もあり、台湾FFは「台湾のコスプレイヤーを撮影する場」というより、日本・韓国・香港・東南アジアを含む、多国籍なコスプレイヤーと出会える国際色豊かなイベントになっていると感じました。
また、台湾FFの主催は若手アーティストの発掘にも力を入れています。現在、「開拓極短編 原創大賞2026」は9月7日まで応募期間を延長して募集を実施中です。漫画部門とイラスト部門が用意されており、日本在住の台湾人クリエイターはもちろん、日本人も応募できます。受賞者は表彰式に招待されるほか、作品やクリエイターが大きく紹介される機会も得られます。

実際に、2025年開催の「第14回開拓極短篇原創大賽」では、台湾の学生クリエイター・羊駝怪人さんが、イラスト部門で首賞(大賞)、漫画部門で佳作を受賞。会場では、待望の新作漫画『觀易烏』の展示も大々的に展開されていました。コスプレや同人誌だけでなく、台湾発のオリジナル作品と新たな才能に触れられることも、台湾FFの大きな魅力といえるでしょう。

それでは、会場で出会ったアジア各地のコスプレイヤーを紹介します。コスプレジャンルは幅広く、『アズールレーン』や『Fate/Grand Order』、『崩壊:スターレイル』などのゲームから、「エヴァンゲリオン」や「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」などのアニメ作品、エルフやメイドなどの創作キャラまでが見られました。雨が降り、日が暮れたあとも撮影を止めない参加者たちの熱量は、今年の台湾FFを象徴する光景でした。
Miyu小咪(Instagram:kotori_0214、mimimiyu0214)【台湾】


オリビエ(伝説のOG)『ブラウンダスト2』/餓小璇miu(Instagram:miu.cosplayer)【台湾】


パサデナ『アズレン』/小律 Ritsu(Instagram:ritsuoxo)【台湾】


ダリアン『ブラウンダスト2』/カドリン仁美(Instagram:kadorin.hitomii)【タイ】


アグライア『崩壊:スターレイル』/(咪U)Miyu(Instagram:miyuyu_cos)【韓国】



