
「Sanrio Games(サンリオゲームズ)」が、2026年9月17日から21日にかけて千葉県・幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2026(TGS2026)」に初出展。ビジネスデイ・一般公開日を含めてさまざまなイベントを催しています。
東京ゲームショウでは、ゲームを中心にしてさまざまなエンタメ企業が出展しており、この場でしか聞けない貴重な内容を知ることができます。今回は、ビジネスデイにて行なわれた『サンリオ パーティランド』開発陣トークステージと、出展ブースについてをレポートしていきます。
◆パステルカラーでポップな展示ブースに多くの人が詰めかけた
今回TGSに初出展となったサンリオゲームズですが、展示されていた2つのゲーム「Sanrio Kawaii Me Live!」「サンリオ パーティランド」が試遊できるようになっていました。
ビジネスデイ初日には、両作品を試遊してみようと多くの人が詰めかけ、30分近い待機列が作られていました。一般公開日を前にして行われるゲーム業界向けに行われているビジネスデイでこの盛況ぶり、「サンリオ」というブランドの人気・注目度の高さを実感させられた瞬間でした。


肝心のゲームですが、筆者は『サンリオ パーティランド』をプレイさせてもらいました。
最大4人でプレイできるパーティゲームですが、まずなんといってもサンリオキャラクターが非常にかわいいというのはいうまでもありません。
ゲーム開始と同時に、自分自身のアバターを設定するところから始まります。髪の毛、瞳、眉毛、服装とパースを設定していくのですが、パステルカラーを基調としていたり、どことなく丸みを帯びていたりと、とても柔らかくソフトな印象を与えてくれました。


自分の設定を終えると、今度は自分に付き添ってくれるサンリオキャラクターをチョイス。はじめ8キャラクターのみですが、ミニゲームなどを進行することで新たにサンリオキャラクターが解放されていく仕組みになっています。パーティランドへ到着すると、自身に付き添ってくれるサンリオキャラクターがお出迎え!(グリーティング!)この時点でテンションがあがってしまうサンリオファンは多そうです。
・ゲームパーク
・ショッピングモール
・フォトスタジオ
・クリエイティブラボ
・スカイフォーム
パーティランドには主にこの5つのエリアがあり、それぞれの場所にサンリオキャラクターがプレイヤーを待っています。さまざまな遊び方ができますが、登場するサンリオキャラクターなんと145以上。またオリジナルミニゲームは45種類以上あり、その全てが一緒にプレイする人との協力ゲームになっています。1人プレイ時はCPUが一緒にプレイし、3人プレイの時はCPUが1人分プレイするという形になっています。


ステージ設計ならびにゲーム難易度は非常に優しく、とてもシンプルかつ万人向けなものとなっています。
例えば「シナモロールのホームランダービー」というミニゲームをプレイさせてもらいましたが、ボールを打つためのゲージや目安などはなく、シナモロールが投げたボールを勘と目押しで打つ!という内容です。
内容・形式は非常にわかりやすいながら、ゲーム中に何かしらのバロメーターが出てくるということはなく、いわば本能的・直感的にプレイさせるという形式をとっています。本作が子供から大人、もっと上のお年寄りまでプレイすることを念頭に入れているのが伝わってきます。


試遊を終え、14時から始まった開発陣トークステージへおもむき、どのようなゲームを目指して制作したか、そもそもなぜゲーム制作をスタートしたのか。その話をうかがいました。
出演者
田邉 勝義氏(株式会社サンリオ ゲーム事業部 ゼネラルマネージャー)
米田 陶哉氏(株式会社サンリオ ゲーム事業部 マーケティング課 シニアマネージャー)

◆開発者が明かした『サンリオ パーティランド』の秘密
『サンリオ パーティランド』は、自社のゲームのなかでさまざまなサンリオキャラクターと出会える場所というイメージを持って制作に臨んだと明かし、なぜ全員協力型のパーティーゲームになったかと問われると、サンリオの企業理念である「みんななかよく」をテーマにし、小さな子供から親世代までの3世代がみんなで遊べるゲームを目指したと田邉さんは話しました。

「操作に迷うようなことがなく、みんなで集まってワイワイ楽しめるようなものを作りたい」
「プレイする時間にあわせて遊び方を変えられ、ひとりでもたっぷり遊べる」
このようなイメージを追い求めた結果、パーティゲームというジャンルに行き着いたといいます。

サンリオキャラクターは公式発表だけでも450種類以上、世代ごとに流行が変化し、多くのキャラクターが登場しました。そのうえで、世代を超えてサンリオキャラクター達を知る切っ掛けが生まれてくれればいい。田邉さんはそんな願いを口にしていました。
そのため、ゲーム内でサンリオキャラクターたちとふれあい、のんびり過ごしてほしいという狙いも同作にはあり、ゲームをクリアするだけではなく、一緒に楽しむ、自分自身がサンリオの世界にうまく馴染めるような雰囲気が生み出せないかと試行錯誤したそうです。
ワールド全体の美術・デザインも開発当初からガラリと変わっていたことがステージの大型ビジョンに映されましたが、その変化は歴然。より"サンリオ"らしさに溢れたカラフルな世界となっています。

田邉さん曰く「キャラクターの3Dに関しては、共通モーションを使うことなく、あくまでキャラ独自の動きにこだわった」といいます。
ここから米田さんのプレイのもと、実際にゲームをプレイしていくことに。するとハローキティとポムポムプリンがステージに登場し、会場も驚きに包まれます。自身のアバターを制作し、いざパーティランドの世界へ。




島の中にいるサンリオキャラクターに声をかけていくと、それぞれにシールをもらうことができます。少し跳ねるような身振りで、さまざまなアクションするサンリオキャラクターたち。思わず笑みがこぼれてしまうほどにキュートで、これらが一つ一つが別々のモーションとは驚きです。





くわえて「本や雑誌で描かれ、平面としてのみ描かれていたサンリオキャラクターが、今回のゲームによって初めて3D化(立体化)するということで、非常に苦労した」といいます。3D空間にキャラクターを描くだけでなく、プレイヤー自身がサンリオの世界に馴染むように制作されたとのことで、とても愛らしくみえます。



筆者はもう40歳に近いくらいのアラサー男性ですが、そんな筆者が小学生だった90年代によく見ていたあのサンリオキャラクターが本作のとあるエリアに登場し、心のなかでおもわず懐かしい気持ちになってしまいました。


米田さんが実際にゲームプレイしていると、ハローキティとポムポムプリンは大盛り上がり。両者をモチーフにしたミニゲームをプレイすると、会場のお客さんにキャッキャッとはしゃぐ姿も見せてくれました。

ちなみにこの日のハローキティとポムポムプリンは「東京ゲームショウ2026(TGS2026)」に合わせたスペシャルな衣装だったとのこと。おめかししたハローキティとポムポムプリンに詰めかけた方々も写真で撮影していました。


また田邉さんは、「初めての自社ゲームブランドということで、サンリオファンの皆さんにはしっかりと届くものを作りたいなというのはもちろん、サンリオに触れていない方・あまり知らない方にも届くようにゲームを作っていきたいというのがいちばんの思いです。東京ゲームショウという、いわゆるゲームファンのみなさんが集まっている場にこうして大きく出展しているのも、そういった思いがあってのことです」とハッキリと明言。


今後の展開について聞かれると「サンリオの自社ならではの強み、特徴を出していきたいなとおもっています。サンリオといえば、ピューロランドやグッズ、またはサンリオショップといろいろな接点がみなさんとあると思いますが、そういったところを活かした展開を強化していきたい」と今後の展開・展望を話しました。


最後に、田邉さんからは「“みんななかよく”を体現できたゲームになりました。ぜひ皆さん手に取ってみてください」、米田さんからは「全社をあげて新しい遊び・体験を届けたいと準備してきました。楽しんでください」とのメッセージが届けられ、開発者トークは終了しました。
『サンリオ パーティランド』は2026年10月29日発売される予定となっています。


