
TOKYO GAME SHOW 2026にて『MELTY BLOOD: TWI-LUMINA』の概要を語るBehind Closed Door Sessionが行われ、シリーズを作ってきた芹沢鴨音氏自らが、『MELTY BLOOD: TWI-LUMINA』の注目ポイントである「グランドシナリオモード」について語ってくれました。

本作には「ルミナモード」と「バトルモード」のほかに「グランドシナリオモード」があります。こちらは奈須きのこ氏による書き下ろしシナリオがたっぷりと楽しめるモードで、そのボリュームは約20時間にも及ぶとのことです。

ゲームを開始すると、まずは『月姫』を彷彿とさせるノベル形式のパートが展開されます。遠野志貴が電車で通学しながら詩的な独白を洩らしています。この時点で往年のファンはグッと来てしまいますね。奈須きのこ氏らしい独特な文体で、「夢とは何なのか」といったテーマについて遠野が思索する場面も描かれています。

一方で、本作ではノベルパートだけに留まらず、2Dアドベンチャー形式のゲームプレイも取り入れられています。シナリオを読み進めるだけではなく、場面によってはマップ上を移動しながら物語を進行させることができます。
あるマップに移動すると、そこではアルクェイドがヴローヴという男に倒されており、遠野志貴が彼女をかばう場面に。志貴とヴローヴが睨み合うシーンでは、カメラが大きく動くダイナミックな演出が用いられており、非常にカッコいい仕上がりになっています。もちろん、シナリオはすべてフルボイスです。キャラクター同士の会話や緊迫した場面も、豪華なキャストによる演技とともに楽しめます。

また別の場面では、学校の前でアルクェイドと話すシーンになりました。そこでは学校をサボってアルクェイドに付き合うのか、それともちゃんと学校へ行くのかを選択できます。ここで学校へ行くことを選ぶと、アルクェイドは怒ってそのまま帰ってしまいました。ADVらしい分岐も用意されていそうですね。
さらに物語を進めると、今度は遠野志貴と琥珀の会話シーンへと移ります。作中ではシナリオ専用の背景も数多く用意されており、『月姫』に詳しいプレイヤーであれば、「ここはあの場所では?」とピンとくるようなカットも登場します。

なんだかんだと会話が続いていくのですが、やがて琥珀とのバトルへ移行します。ここでの琥珀は、通常の対戦とは異なるグランドシナリオモード専用の性能になっており、ストーリーの流れに合わせた特別なバトルを楽しめます。
ノベルゲームとして物語を味わうだけでなく、マップを探索し、選択肢を選び、時にはキャラクターとのバトルまで発生する――。グランドシナリオモードは、『MELTY BLOOD』の物語をじっくりと楽しめる、非常に力の入ったモードになっておりました。
ここで芹沢氏にいくつか質問をぶつけてみました!

――ここまで物語に特化するというのは、かなり大胆な展開だと感じるんですけども、こういった形に踏み切った理由などがあれば、教えていただきたいです。
芹沢氏:今おっしゃっていただいた通り、非常に振り切ってはいます。制作の労力としては、とてつもないものを注いでいます。
単純に格闘ゲームとしては、元々しっかりしたものがありますし、我々は面白い格闘ゲームが作れるという自信もあります。なんですけども、今は格闘ゲームだけでは新しいお客さんは集まってきてくれません。そして「『月姫』のシナリオが読みたい」という人もいると思っています。
そういうお客さんに遊んでもらい、そして格闘ゲームというジャンルをちょっとでも「楽しいな」と思ってもらえたら嬉しいな……という思いから作りました。
――ワンボタンで簡単にコンボができるAct操作はどういった理由で追加したのですか?
芹沢氏:やはり、格闘ゲームに不慣れな方でも遊べるようにするということで、先ほどの質問と同じ考えで実装しました。

――今回のグランドシナリオに『Fate』シリーズのキャラクターは絡んでくるのでしょうか。
芹沢氏:絡んではこないです。コラボキャラクターはあくまでコラボということで。
――今回、キャラクターが追加されましたが、全体的なバランス調整はどういうコンセプトで行いましたか?
芹沢氏:どのキャラクターも、より遊びやすく、新作っぽく、そして新鮮な気持ちで遊べるようにしています。基本的な方針としては、難しすぎた部分を、いろんな方でも遊べるように整理した……という感じです。
濃密なストーリーと簡単操作でさらなる進化を遂げた『MELTY BLOOD』……今後の展開に注目です!
『MELTY BLOOD: TWI-LUMINA』は2026年4月22日、PlayStation5・PlayStation4・Nintendo Switch 2・Nintendo Switch・Xbox One・Steamにて発売予定です。

