■配信サービスを活用して過去作を遊ぶ
この数年で17作品が一挙復活したとはいえ、40年にわたる『悪魔城ドラキュラ』シリーズの歴史を網羅するには至りません。
NINTENDO64ソフトの『悪魔城ドラキュラ黙示録』やその外伝、PS2向けにリリースされた『キャッスルヴァニア』に『悪魔城ドラキュラ 闇の呪印』、Wii向けの『悪魔城ドラキュラ ジャッジメント』や『ドラキュラ伝説 ReBirth』、PS3向けに展開した『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』シリーズなど、現行機で遊べないシリーズ作は残念ながら存在します。
とはいえ、さきほど紹介した『アニバーサリーコレクション』『Castlevania Advance Collection』『Castlevania Dominus Collection』以外にも、今遊べる『悪魔城ドラキュラ』シリーズ作品はあります。
特に目が離せないのが、PS4向けのDL専売ソフト『悪魔城ドラキュラX・セレクション 月下の夜想曲 & 血の輪廻』です。PCエンジン CD-ROM2の大容量を活かし、アニメーションもふんだんに盛り込んだ『血の輪廻』と、シリーズ初の探索型として注目を集めた『月下の夜想曲』の2作品を、この1本で楽しめます。
『月下の夜想曲』は、後に「メトロイドヴァニア」というジャンルが生まれるきっかけのひとつになったと言われています。シリーズの歴史だけでなく、いちジャンルの歴史を知る上でも、欠かせない作品と言えるでしょう。

シリーズ作はゲームボーイにも展開しており、1997年11月には『悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』が発売されました。オリジナル版以外に本作を遊ぶ環境は長くありませんでしたが、スイッチ向けの有料サービス「Nintendo Switch Online」にて、2023年10月に本作の配信が開始しました。
買い切り型ではないため、『悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』を遊ぶには「Nintendo Switch Online」への加入が必須です。その点を踏まえても、本作をプレイできる貴重な選択肢と言えるでしょう。

なお、『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』に収録されている『VAMPIRE KILLER』は、「セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online」でもプレイできます。また、『アーケードアーカイブス 悪魔城ドラキュラ』と『アーケードアーカイブス VS. キャッスルヴァニア』が単体で配信中など、シリーズはさまざまな形で広がっています。
■40周年のさらなる先へ─シリーズの未来にも期待
Apple Arcadeで配信されていた『悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls』のサービスが2026年9月3日に終了するなど、時間の経過とともに遊べなくなる作品が出てくるのは、避けがたいことです。
ただ、今回取り上げたように、過去作がさまざまな形で現行機向けに蘇ることもあり得ます。時間は奪うだけでなく、与えてくれる場合もあるので、作品の復活を諦めずに待つのも悪くありません。
また、『悪魔城ドラキュラ』シリーズの活躍は、過去作だけに留まりません。完全新作『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』が、スイッチ/PS5/Xbox Series X|S/PCに向け、2026年10月15日に登場します。
新たな探索型『悪魔城ドラキュラ』を遊びつつ、シリーズのさらなる展開を心待ちにしましょう。個人的には、『悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair』の現行機版が登場してほしいところです。皆さんが復活を望む作品はどれですか?



