大日本印刷とam3がDS向けのコンテンツ配信「DSvision」を3月より展開

大日本印刷はam3に資本参加し、am3が任天堂から許諾を得て開発を進めている、インターネット経由でニンテンドーDS向けに多様なコンテンツのダウンロード販売を行う「DSvision」を共同で展開、2008年3月から出版・映像コンテンツの配信事業を開始すると発表しました。

任天堂 DS
大日本印刷とam3がDS向けのコンテンツ配信「DSvision」を3月より展開
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大日本印刷はam3に資本参加し、am3が任天堂から許諾を得て開発を進めている、インターネット経由でニンテンドーDS向けに多様なコンテンツのダウンロード販売を行う「DSvision」を共同で展開、2008年3月から出版・映像コンテンツの配信事業を開始すると発表しました。



大日本印刷ではこれまでパソコンや携帯電話向けに電子書籍などのコンテンツ配信事業を展開してきましたが、既に2000万台が普及しているニンテンドーDSプラットフォームで本格的に事業を行うため、am3の第三者割当を9月末に引き受けると共に、既存株主からの株式譲渡を受け、56.3%の株式を保有する筆頭株主になったということです。

am3はゲームボーイアドバンスやニンテンドーDS向けに映像を配信する「アドバンスムービー」を展開してきました。今後は大日本印刷と共にコンテンツ制作からダウンロードサイトの運営までを含めたワンストップサービスを展開していくということです。

「DSvision」はインターネット経由でコミック・書籍・情報誌等の出版物やアニメ・映画・ドラマなどの映像を配信し、専用microSDを利用してコンテンツの追加や書き換えはパソコンで自由に行えるシステムです。利用には専用アダプタ(任天堂公認)が必要です。大日本印刷とam3がコンテンツホルダーから販売を受託、制作を行い、am3が販売サイトを運営するという形です。



スタートは2008年3月で、当初のタイトル数は300、2010年には10000タイトルを目指すとしています。売上規模としては2008年度に20億円、2010年度に100億円を見込んでいるとのこと。

機器は専用アダプター、専用microSD(512MB)、USBリーダーライターのセットを、2008年1月から、3980円でテスト販売するとしています。ちなみに512MBのmicroSDであれば、書籍で1000冊分、コミック50冊分、映画4本分程度が収納できます。

《土本学》

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