コードマスターズがWii向けのソフトに注力−「大きな頭のキャラクターのスポーツで競争はしない」

Codemastersは今後Wii向けソフトに注力するとする見解を明らかにしました。

任天堂 Wii
Codemastersは今後Wii向けソフトに注力するとする見解を明らかにしました。

MCVでは同社のゼネラルマネージャーであるJeremy Wigmore氏とマーケティング担当バイスプレジデントのAlex Bertie氏のインタビューが公開されています。

「Codemastersはこれまで次世代ゲーム機に注力してきたが、Wii用ゲームを出すということは方針を変えるのか」という質問に対し、マーケティング担当バイスプレジデントのAlex Bertie氏は「CodemastersはWiiに対して慎重な態度を取ってきた。我々は安くてくだらないゲームを出すつもりはない。例えばWiiの『Dirt』は『マリオカート』ではないし、『Overlord 2』はゲーマーのためのゲームだ。我々はゲーム屋の棚に溢れる「大きな頭のキャラクターが出てくるスポーツゲーム」で競争するつもりはない。あなたが見るのは、Wiiのために作られるゲーマーのための良質なゲームだ」とコメント。

ゼネラルマネージャーであるJeremy Wigmore氏は「我々は小売業者をエキサイトさせるだろう。DSとWiiには大量生産のゲームが溢れているが、我々のゲームはこれをホワイトノイズにする」と語り、Wiiに高品質のゲームを供給するという姿勢を明らかにしました。

これまで同社は2007年に1タイトル、2008年に2タイトルのゲームをWiiで発売してきましたが、今年は『Overlord Dark Legend』『Dragonology』『Dirt 2』など既に3タイトルをアナウンスしています。

Wiiにはハードコアゲーマーに向けたゲームが不足していると言われており、既に『MADWORLD』『The Conduit』といったゲームが名乗りを上げています。同時に『EA Sports Active』『Gold's Gym: Cardio Workout』といったフットネスゲームに代表されるライト層への取り組みも活発になっており、ハードコア層とライト層のどちらに何を訴えていくのか、2009年のWiiにはバランス感覚が求められていくことになりそうです。

《水口真》

【注目の記事】[PR]

関連ニュース