カプコンが決算発表、ゲームキューブ向けは目標を上回る

12日、カプコンが2003年度3月期決算を発表しました。それによれば、3月期は土地の評価損243億円や18タイトルを開発中止にしたなどが大きく響いて結純損益は196億円の赤字となったそうです。02年度は49億円の黒字でした。

任天堂 ゲームキューブ
12日、カプコンが2003年度3月期決算を発表しました。それによれば、3月期は土地の評価損243億円や18タイトルを開発中止にしたなどが大きく響いて結純損益は196億円の赤字となったそうです。02年度は49億円の黒字でした。

結売上高は前期比1.1%減の620億円、営業利益は同31%減の67億円でした。これは期待されたタイトルの販売量が予測を下回ったこと、18タイトルを開発中止にした事によるもので、家庭用ゲーム部門の売上は前期と比べて40%落ちたとのことです。

家庭用ゲームソフトの販売数量は1630万本で、各機種ごとの販売本数と昨年の決算発表時に示された目標値は以下の通りです。


02年度売上 02年度目標 03年度目標
ゲームキューブ 3,230,000 3,200,000 2,200,000
ゲームボーイアドバンス 4,800,000 不明 2,040,000
プレイステーション2 6,830,000 8,750,000 7,600,000
XBOX 280,000 600,000 800,000


GBAは目標値が分りませんが、その他で目標を達したのはゲームキューブだけの模様です。やはりプレイステーション2向けタイトルが不振だったのが大きいようです。んで、今期の目標はゲームキューブはかなり下がっていますね。それはいいんですが、前期目標の半分にも満たなかったXBOXを更に上げるというのは意味不明です。

大幅に収益悪化しているということで、開発部門もリストラを行うそうです。更に開発体制が弱くなって益々状況が悪くなるだけのような気もしますが。カプコンの命でしょう、開発部門は。

そして『バイオハザード4』はゲームキューブ向けに開発しているが来期になりそうだとのことです。つまり2004年4月〜2005年3月までにはということらしいです。早く作れ。

《土本学》

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