EAとの直接対決見直す―――小口セガ次期社長
セガの次期社長に内定しているセガの尾口久雄常務執行役員が日経産業新聞のインタビューに答えています。同氏はエレクトロニックアーツとの全面対決を掲げた海外戦略を見直す考えを示しています。
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―――将来の社長候補でしたがこの時期というのは早い印象です
僕もそう思う。正直言えばあと三年くらいゲームを作って会社に貢献してからと思っていた。でも社長と最高経営執行者の二頭体制はよくないと思っていたし、合併問題では世間を騒がせた。ここは会社を一つにまとめないとと思ったら、自分がやるしかないなと。
現場をまとめられるという自信はある。クリエーター仲間からは以前から社長をやってほしいといわれてたしね。さっそく、いっしょに経営戦略を練り始めた。
―――不審の北米販売をどうするのか
エレクトロニックアーツと正面から対決してきたが、その戦略がいいのかと考え直している。販売規模が違いすぎる。てこ入れに販売委託先としてどこかと組むというのは選択肢にある。EAも排除していない。
そのほか、社長直轄の開発本部を置いてそこで何を作るか売るか考えるとコメント。またCSKの意向で迷走した事については、これからは青園社長を自分が説得すれば話が早く済むということ、筆頭株主であることは安定株主しての役割もあると話しています。
(日経産業新聞23日付朝刊)