任天堂、SARS対策は万全・りそなは静観

任天堂は昨日、2003年3月期決算発表に合わせてメインである大阪証券取引所で森仁洋専務が会見を行いました。

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任天堂は昨日、2003年3月期決算発表に合わせてメインである大阪証券取引所で森仁洋専務が会見を行いました。

その中で森氏は重症急性呼吸器症候群(SARS)について、生産工場も厳重な管理体制を敷いていることを強調し現時点では影響は無い、生産は今から増産して対応しているとしました。任天堂は殆どのハードなどの生産を中国で行っています。

また政府の特別支援が決まったりそな銀行を傘下に持つりそなホールディングスの株を保有している件で、同株にはこれまでも評価損を積んできており、「絶対額が小さいから、今後株価がどうなろうと影響はない」として特に対応は行わないとしました。四季報によれば任天堂はりそなの前身である大和銀行ホールディングスの株を6475(千)株所有していたようです。これがりそなに引き継がれたものと思われます。

ソニーがPSPで携帯ゲーム機に参入する事について、「発売までに18カ月あり、それまでの期間に対策は取れる。影響はほとんど受けないだろう」とコメント。またコスト面で光ディスクのほうが有利なことを認め「任天堂がロムでなくなることも含め、今は話せない」ともコメントしています。

《土本学》

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