【インプレッション】ちびロボ(GC)

すっかり忘れていた頃に突如任天堂のサイトに現れた身長10センチのとっても小さなロボット「ちびロボ」。『ギフトピア』よりも表現が難しそうなこのゲーム(と言えるのかのも不明)何とか雰囲気が伝われば良いのですが。

任天堂 その他
すっかり忘れていた頃に突如任天堂のサイトに現れた身長10センチのとっても小さなロボット「ちびロボ」。『ギフトピア』よりも表現が難しそうなこのゲーム(と言えるのかのも不明)何とか雰囲気が伝われば良いのですが。

ちびロボはサンダースン家にお誕生日プレゼントとしてやってきた小さなロボットです。勝手に行動して、勝手に充電しちゃう自主行動型ロボットです。部屋を掃除したり、熱帯魚にエサをあげて、みんなをハッピーにします。プレイヤーはこのちびロボとなり、部屋の中を行動していきます。一応の目的はちびロボランキング1位だとか。

行動する、といっても特に目的が用意されている訳でもなく、適当に歩き回ってみることにします。すると、画面右下のゲージと数字がじわじわ減っていきます。単に歩くだけでも減るし、ちょっと頑張って梯子を登ったりするとグングン減ります。どうやらこれは電力残量を表しているようで、ちょくちょく充電しなきゃならないようです。コンセントは部屋にあります。よっ、とヒッププラグを持ち上げて差し込む仕草は可愛いところもあります。

さて、暫く歩いていくとこの部屋、散らかっているのに気付きます。ドラえもんのようにお手伝いロボットではありませんが、散らかった部屋は片付けるといいですね、何たってみんなをハッピーにするロボットですから。部屋にはちびロボのパーツや紙くずや木の破片などが落ちてます。Aボタンで拾って持っておくことができます。部屋には汚れた場所もあります。そんなところは、歯ブラシを装備してゴシゴシとこすると綺麗になって、少し幸せになれます。部屋の中にはコインも落ちています。お金の単位は「マネ」というそうです。これも集めましょう。

更に部屋の散策を続けます。すると何だか怪しげな機械を発見します。Aボタンでヒッププラグを差し込むと、なんと梯子が出てきました。ちびロボから動力を供給しているのでしょうか、右下のメーターはぐんぐん減っていきます。梯子を登ります。登りきると熱帯魚が泳ぐ水槽がありました。どうやらエサを上げられるようです。しかし持ち物の中には与えられそうなものはありません。でも折角なのでさっき拾った木の破片を落としてみます。当然のごとく何の反応もありません。

このちびロボってば高い所から飛び降りるとダメージ受けちゃうんです(当然)。だから水槽のある所から飛び降りるのはいくら楽だからって駄目です。でもね、道具を探すと良いものがありました。某アニメに出てくるタケコプターのような外観なのですが、これを装備すると、ゆっくり降りられます。ダメージも受けません。試してないのですが他にも様々な道具を持っているようです。小さな体の何処にそんなに隠しているのかは謎です。

更に暫く散策するとします。ちびロボの住まい(?)炊飯ジャーのような家があります。入ってみることもできますね。歩いていると、あれ、向こうから何かやってきます。大変です、変な敵が集団になって襲い掛かってきます。ちびロボ、あえなく倒れてしまいました。あっさりとゲームオーバーです。何か良い武器でもあったのかもしれません。しかし、私の体験プレイはここで終了です。

このゲームの面白さとは一体何なのでしょうか。いや、それ以前に「面白い」という種類のものかも分かりません。しかし「箱庭を突っつく」ような楽しさはあるような気がしました。広い部屋の中には色々な仕掛けがありそうです。また、ちびロボは愛想もへったくれもない全く媚びない可愛げのない奴ですが、動きや仕草を観察すると中々悪くありません。合わせると小さなロボットになって大きな世界を探索しつつ、仕草を楽しむゲームということになります。『ちびロボ』はまたも『ギフトピア』のようなフィーリングで感じろ系なゲームなのは間違いありません。噛めば噛むほど味が出るけど、噛む気の無い方や噛み方を知らない方にとっては辛い、多分そんなゲームです。

発売日は未定で、開発度は50%でした。だからこれから変わっていく可能性もあるし、変わらないかもしれないけれど、とりあえず今のところは、こんな感じのゲームです。

《土本学》

【注目の記事】[PR]

関連ニュース