【インプレッション】メテオス(NDS)

懺悔します。最初に『メテオス』を名古屋会場で触った時は凡ゲーだと思いました。しかし、最新バージョンは今すぐ売り出しても名作と呼ばれるくらいのゲームだと言わなくてはなりません。発売は2月24日とのことで少々先になりますが、同発タイトルを全て霞ませるくらい面白いです。

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懺悔します。最初に『メテオス』を名古屋会場で触った時は凡ゲーだと思いました。しかし、最新バージョンは今すぐ売り出しても名作と呼ばれるくらいのゲームだと言わなくてはなりません。発売は2月24日とのことで少々先になりますが、同発タイトルを全て霞ませるくらい面白いです。

簡単にルールの説明をすると、赤・青・緑・黄色・白のメテオが地上に降り注いでくるので、それを上下に入れ替えて3つ以上並べます(左右には動かせない)。すると並べたメテオを基点にその上にあるメテオが宇宙に向けて打ちあがります。しかしメテオが沢山あると推進力不足で途中でゆっくり落ちてきてしまいます。そこで、持ち上がった部分で更に3つ以上並べる、すると再び空に向かいます(第二次点火)。それでも足りなければ繰り返しです。ちなみにメテオは隣り合って無くても入れ替わります(入れ替えたいメテオスを繋ぐようにペンを滑らせる)。

今回遊んだ最新バージョンでは2人対戦が可能となっていました。この対戦がこの上なく熱いのです。対戦では、普通に落ちてくるメテオの他に、相手が宇宙まで打ち上げたメテオも自分の画面に降ってきます。打ち上げた分だけ全て降ってくるのではありませんが、落ちてきたメテオは一定時間は灰色のままで邪魔になります。ちなみに、上の画面では打ち上げたメテオが相手の星に打ち込まれる様子が見られます。あまり意味はありませんが、何だか楽しげです。

『メテオス』は何といっても終盤が熱いです。というのも段々とメテオが積みあがってくるとその分だけ打ち上げ易くなるからです。画面の一番上には赤のラインがあって、それ以上積みあがるとGAME OVERという線なのですが、メテオを打ち上げる際にはこのライン以上に行けば宇宙に飛んでいきます。ということは、メテオが沢山積みあがっている状態では、あまり推進力がなくて軽く打ちあがった状態でも沢山宇宙に飛ばすことができるということです。更に親切に赤のラインに達しそうな危険な列は点滅して警告してくれます。ということでGAME OVER寸前が一番激しいバトルが展開されます。

一般的なパズルゲームのように連鎖というものはありませんが、『メテオス』では第二次点火、第三次点火がそれに当たるでしょう。上手くやると、下の方にあるメテオに天下して上に降り積もったメテオを全部根こそぎ宇宙に飛ばしてやることもできそうです。相手には大量のメテオが降り注ぐ上に、こちらの画面はすっきりと快感です。この第二次点火は条件が良く分かりませんでした。というのも第二次点火をしようとすると、そこから上のメテオだけ切り離されて飛んでいくことがあったからです。しかし、夢中で揃えているだけでも何度も発生したので、そんなに難しい条件でもなさそうです。

1人用プレイについては、もう1歩かなあという印象を受けました。やはり隣に相手が居て、相手が消した分だけこちらに降ってくるという緊張感が無いからでしょうか。1人用プレイではアイテムが幾つか登場するようですが、効果が分からなかったのも原因かもしれません。

小さいと言われていたメテオのサイズは全く問題ないようになっていました。恐らく、ちょっと記憶が薄れているのですが、メテオのデザインもシンプルな物になったような気がします。色の判別がし易くなったように思います。

申し訳ない、筆力不足で何のことやら分からない文章になってしまいます。もう兎に角「面白いんだ」ということで一つお願いしますわ。それと文章にするとどうしても複雑なゲームかな?と思われるかもしれませんが決してそんなことは全然ありません。『スマブラ』のような間口の広さ・とっつきの良さがあると同時にやりこめる戦略性の高さもある、さすが桜井さんと言いたくなるようなバランスの良さがあります。

最後に、何処かで触れる機会があったら触ってみてください、約束です。それも贅沢言わせて貰えば2回遊んでみて欲しいのです。一度感覚が掴めるとどこまでもハマれます。

《土本学》

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