そして「開発はグラスホッパー・マニファクチュア。以前から須田さんと一緒にゲームを作りましょうという話をしていた。数年前から言ってたが、『キラー7』などでタイミングが合わず、やっと出来そうな時に、スパイクの櫻井社長がこっちも入れてくれという話を」とプロジェクト誕生の経緯を語りました。
まず最初にとてもクールな映像が上映されます。
タイトルは『HEROES』。映像によれば、主人公のTravis TouchdownがUAA協会の認定殺し屋となり、最初の11位というランクから、10人の他のランカーを次々に殺していき、トップランカーを目指すというストーリーのようです。ここで須田剛一氏(グラスホッパー)が登場します。
話は再び誕生の経緯に。和田社長は「須田氏の世界観が好きで、是非やりたいと思っていた。でもどちらかというとアクションゲームが好きで・・・」と、このゲームがアクションに拘ったゲームだという所を和田氏はステージ中に何度も強調していました。須田氏は別の角度から「最初はWiiじゃなくてPS2を考えていた。でも和田さんが絶対Wiiがいいと譲らなかった。そしたらコントローラーがあれで・・・」と、和田氏はWiiリモコンについて知ってはいたけれど、喋れなかったそうです。
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ここで次のゲストはファミ通のバカタール加藤編集長。加藤氏と和田氏はゲーム仲間で昔はストIIやサッカーゲームをよく対戦していたそうです。ここからは3人が雑談形式で『HEROES』というゲームを紹介していきました。
発売日については、既に須田氏のシナリオが珍しく(!)仕上がっているそうで(遅刻の常習犯で『キラー7』は3ヶ月遅れたとか)、2007年度中、「あったかい時期には」というコメントもありました。ただ「来年の東京ゲームショウでは発売して・・・してないですね(笑)」なんて一幕も。早い時期に遊びたいものです。
アクションは剣(ビームかたな、と説明されていました)を振るものが中心のようでしたが、Wiiリモコンを振り続けていると疲れる、という文脈の中で和田氏から「単純に剣を振るんじゃない。めちゃくちゃ上手く作ってある」という気になる言葉もありました。Wiiの発売から一年ありますから、色々な使い方が模索され、実現される時期かもしれません。
最後にもう一度トレイラーが紹介されてステージは終わりました。会場に足を運べなかった人は「YouTubeにある!」と須田氏は言っておられましたので、探してみましょう(笑)。