【Wiiレッドスティール体験記】第四回 Mr.Cube編

私のWii初体験は日本やロスを舞台にしたちょっと他とは一風異なる芸風を見せるFPS『レッドスティール』でした。発売元となるユービーアイソフトは、トムクランシーシリーズの『スプリンターセル』や『レインボウシックス』など多数のFPSを手がけた実績があり、私もほんのちょっとだけですが遊んだことがあるので出来については不安視してませんでした。

任天堂 Wii
レッドスティール
レッドスティール 全 31 枚 拡大写真
私のWii初体験は日本やロスを舞台にしたちょっと他とは一風異なる芸風を見せるFPS『レッドスティール』でした。発売元となるユービーアイソフトは、トムクランシーシリーズの『スプリンターセル』や『レインボウシックス』など多数のFPSを手がけた実績があり、私もほんのちょっとだけですが遊んだことがあるので出来については不安視してませんでした。

自分がこれまでに遊んできた、頭にFP(First Person/主観視点)が付くジャンルのゲームは『スプリンターセル パンドラトゥモロー』、『メダルオブオナー ザ・ライジングサン』、『メトロイドプライム』といった所ですが、何より難しいのは2つのスティックを組み合わせるという操作法、そして主観視点でプレイしていくというFirst Personの正にその部分です。

もちろん『レッドスティール』はFPSですから、主観視点というある主の遊びにくさ(臨場感や迫力といったものとのトレードオフなのでしょうが)はありますが、操作に関してはWiiというハードの操作体系は1つの解決法を提示していると感じました。既にこれまでの連載で触れられているので詳述はしませんが、右手がリモコンでショットと、照準+視点、左手は移動のみに専念されることで、非常にシンプルで分かりやすいものになりました。何よりも撃ちたい部分を狙って撃つ、というのはすっきりします。

『レッドスティール』の魅力は何と言っても日本を舞台にしているところでしょう。今までのFPSは戦場が舞台だったりすることが多く、身近なものだとは言えませんでした。今回はヤクザの抗争という物語が日本という身近な舞台で展開され、新鮮です。変な日本語が飛び交うのも面白い点です。それも只単に変なだけでなく、ちゃんとそれを破綻させず、きちんと「変」を演じてるフランス人開発者のセンスの高さを感じました。

まだまだ開発中のバージョンということで、少し難易度が高かったり、不満点もありますが、新しい、そしいプレイし易い操作性と、舞台設定の面白さで、ロンチタイトルの中でも注目に値する作品だと感じました。任天堂の体験会などの機会ではプレイする機会が用意されるということですので、是非とも試してみることをオススメします。

最後に、メニュー画面でマウスでのドラック&ドロップをWiiリモコンで実現している所がありましたが、非常にすっきりと、戸惑うことなくでき、そのような操作もWiiリモコンで活用されていく可能性があると感じたことを付記しておきます。

《土本学》

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