【インプレッション】健康応援レシピ1000 DS献立全集(NDS)
「Games Japan Festa 2006 in OSAKA」にて『健康応援レシピ1000 DS献立全集』は展示したあったにも関わらず2日目には『JUMP ULTIMATE STARS』に展示台が変わっているという不遇を受けていましたが、触ってみると何気に凄いソフトでした。もちろん「Nintendo World 2006」の会場にも出展されていました。
任天堂
DS
先に発売された『DSお料理ナビ』と似た感じを受けるかと思いますが、あちらが献立がある料理を実際に作るのを助けるソフトなのに対して、本作は献立を立てることに重点を置いたソフトです(もちろんレシピも収録されています、しかも1000種類!)。
献立を考えると言っても、ジャンルやキーワードから検索するだけではありません、節約に嬉しい「冷蔵庫から」ある食材から探したり、事前に登録しておいた「家族の好み」からという機能や、季節にあった「旬の」レシピ、果てには「こころとからだの機能」からといった項目まであります。
「こころとからだの機能」で探すと、副項目として「気になる症状」や「ゆめみるレシピ」や「色いろレシピ」というものがあり、「気になる症状」では心と体に関して気になる内容を選ぶと、その状態に合ったレシピを探してくれます。「ゆめみるレシピ」では最近見た夢の内容について、その心理状態に合うレシピを探してくれます。「色いろレシピ」では好きなカラーを選んで、そこからレシピを選んでくれます。
例えば症状で「ヤル気がしない」を選ぶと、低血圧を改善して体力を増強してくれるタケノコ、マグロ、牛肉といった食材を含む献立を考えてくれます。また、例えば夢で「怒る夢」を見たと選択すると「エネルギーやストレスを発散したいアナタへ・・・」ということで七味唐辛子やショウガ、ニンニクなどを使うレシピを考えてくれます。任天堂らしい実用的かつ遊び心の利いた機能だと思います。
献立の立て方としては主食を決めて、他は「おまかせ」したり、逆に汁物だけ決めて、それに合う主食を選んでもらうなど様々なやり方ができます。候補の選び方もランダムだけでなく、カロリーや時間、金額でのソート、旬のレシピ、栄養バランス、冷蔵後の中身を考慮したものの表示など、色々な工夫がされています。
更に、献立を決めたら「ニンテンドーWi-Fiコネクション」を使って、登録しておいた携帯アドレスに購入する食材リストを送ったり、献立を迷った時に家族に2つの写真を送って、どちらがいいか決めてもらうといったことまでできます。
実際に料理をする段になったら、別売り(12月7日発売)のマグネットスタンドが便利です。机や冷蔵庫などにDSを固定することができます。『DSお料理ナビ』とは違って、音声での調理ガイダンスはありませんが、3つの料理を同時進行で進めることができ、料理する献立の切り替えや、前後ページへの移動は音声で指示することができます。
『健康応援レシピ1000 DS献立全集』はいっそう便利かつ実用的そして面白いお料理支援ソフトになっています。料理される方は持っていても損はないソフトでしょうね。