川島隆太教授、「脳トレ」の収入で新プロジェクトを立ち上げ

東北大学は東北大学加齢医学研究所で、川島隆太教授の産学連携によるロイヤリティ収入(知財創造経費)による新たなプロジェクトを立ち上げると発表しました。これは脳の動作原理解明のための基礎的研究を展開するために研究施設を竣工し、世界最新鋭の実験設備を導入し、脳のダイナミクスを解明する研究を6月から開始するというものです。

任天堂 DS
東北大学は東北大学加齢医学研究所で、川島隆太教授の産学連携によるロイヤリティ収入(知財創造経費)による新たなプロジェクトを立ち上げると発表しました。これは脳の動作原理解明のための基礎的研究を展開するために研究施設を竣工し、世界最新鋭の実験設備を導入し、脳のダイナミクスを解明する研究を6月から開始するというものです。

川島教授は任天堂のニンテンドーDS向け『脳を鍛える大人のDSトレーニング』などを監修し、ロイヤリティとして約4億4000万円を受け取ったそうです。基礎研究に基づいて産学連携を行い、その成果であるロイヤリティ収入を新たな研究に再投資するという産学連携の成功事例だと言えそうです。

知財創造経費は半分を自分の収入とすることができる制度だそうですが、川島教授は全額を研究室の収入として、研究等や設備の拡充に充て、今回以外にも年度末には超高磁場の磁気共鳴画像装置を備えた研究施設が完成する予定だそうです。

川島教授は「税金を使わず、自助努力で自分たちの研究に再投資する仕組みは世界でも初めてだろう」と話したそうです。

《土本学》

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