『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』プレイレポート&川田プロデューサーインタビュー

お待たせしました! Wiiのバイオハザード新作がいよいよ来週15日に発売となります。Wiiザッパーに対応したガンシューティングとなった『バイオハザード アンブレラクロニクルズ』をいち早く体験する機会がありましたので、紹介します。また、川田プロデューサーにもお話を聞けました。

任天堂 Wii


―――まず最初に今回、ガンシューティングになった理由を聞かせてください

川田: 今回は「バイオハザード」のアクティブな面を前面に出したかったことと、Wiiの直感的なデバイスを活かしたくてガンシューティングという形式を選択しました。主観視点にレール移動という極めてスタンダートなゲームです、自分に向かってくるエネミーの姿は従来のバイオと比べて新鮮だと思います。

またガンシューティングですが、ナイフを使用したりアクションコマンドでキャラごとのアクションを堪能することもできますので、よりバイオ色を出せているのではないかと思います。

―――Wiiザッパーのようなものは最初から意識していたのですか?

なんらかの専用コントローラーの製作は意識していました。紆余曲折ありましたが、任天堂社からのご厚意でWiiザッパー同梱版の製作が可能になりました。

―――また、対応することでゲーム性はどう変わると思いますか?

Wiiザッパーを装着することで特にハンドガン系は狙いをつけ易くなると思います。両手持ちの仕様が使えたのならWiiザッパーの良さをもっと引き出せたかもしれませんが、今回はナイフをどうしても使用させたかったので検討を重ねた末に今回の仕様に落ち着きました。



―――アンブレラ社が崩壊の「納得できる理由」を説明する、というのはどこまで達成できたと感じますか?

「崩壊の理由」に関してはかなりまとめられたと思います。ただ現在の「バイオハザード」の世界は膨大になりすぎており、『アンブレラ・クロニクルズ』はガンシューティングとしては異例の情報量になってしまいました。ゲームの形としては、もっとソリッドに仕上げても良かったかもしれません。

―――アンブレラ創業者のスペンサーは物語に登場するのですか?

今回は残念ながら直接登場することはありません。

―――レオンやクレア、ベロニカを舞台から外したのは?

最初は登場の予定もあったのですが、「2」のシナリオではウェスカーの存在が希薄なことと、全体のボリュームを考えて残念ながらカットすることにしまた。クレアのリメイクモデルは私も楽しみにしていたのですが…

また、「ベロニカ」シナリオはアンブレラと深く関わる話ではなかったので今回はカットしました。



―――チャプター間での相互作用はあるのでしょうか? それとも全く独立したものなのでしょうか?

基本的には独立しています。ただ完遂率はゲーム全体に影響しますので相互作用があるとも言えますね。

―――新シナリオはどの程度含まれているのでしょうか?

「ロシアステージ」「ウェスカーシナリオ」「シークレットシナリオ」など半分以上新シナリオと呼べると思います。また従来のシナリオもプレイヤをツーマンセル設定に変更しており、ルート設定の変更を含めて新鮮に感じられるかと思います。

―――やりこみ要素はどのくらいあるのでしょうか?

各ステージは何回でもプレイできるようになっているので、一度クリアした後も、アイテムを探したり、高評価を狙うプレイに挑戦できます。アイテム収集による膨大なファイルでバイオ世界を補完できるかと思います。

また、高評価を得ると特別なアイテムを使えたり、武器のパワーアップが有利になったりするので是非チャレンジしてみてください。

―――プレイ時間はどの程度を想定していますか?

慣れた人で10時間くらいでしょうか。体力や集中力があればもっと早くクリア できるかもしれませんが、アンブレラ・クロニクルズは結構ハードなゲームに仕上がっていますので20時間くらいは楽しめるかと思います。

もちろんSランク獲得や収集要素などシナリオ以外の部分でも楽しめると思いますので人それぞれだとは思います。じっくり楽しんでいただければと思います。

―――ありがとうございました!
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《土本学》

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