DSで「泣ける物語」を体験―『99のなみだ』

バンダイナムコゲームスは、さまざまな「泣ける物語」を収録したニンテンドーDS向けソフト『99のなみだ』を2008年春に発売すると発表しました。近年、感情の昂りによって流れる涙とストレス緩和の関係や、そのメカニズムについての研究が進められ注目されています。本作では早稲田大学との産学連携で、涙に注目したゲームデザインが行われました。

任天堂 DS
99のなみだ
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バンダイナムコゲームスは、さまざまな「泣ける物語」を収録したニンテンドーDS向けソフト『99のなみだ』を2008年春に発売すると発表しました。近年、感情の昂りによって流れる涙とストレス緩和の関係や、そのメカニズムについての研究が進められ注目されています。本作では早稲田大学との産学連携で、涙に注目したゲームデザインが行われました。

『99のなみだ』は、ユーザーが感動して泣くための物語を提供するもので、200以上の物語の中から、ユーザーに合った99のオリジナル作品を1話ずつ提供します。"なみだのソムリエ"がユーザーの個性や其の日の気分に合わせた1話をチョイスしてくれます。このシステムは早稲田大学との連携で、1000人以上を対象に行った"泣けたコンテンツ"や"泣けたシチュエーション"に関する調査結果や、1500以上の"泣けたコンテンツ"の分析結果を反映したものです。

物語は「家族」「恋愛」「結婚」「友情」などをテーマにしたもので、1話は約10分で読むことができます。美しい挿絵や音楽と共に、涙と共に心癒されるひとときを楽しんではいかがでしょうか?

監修した早稲田大学 大学院国際情報通信研究科の河合隆史准教授は「『99のなみだ』では、ストーリーの中の感動を誘う要素と、それらに共感するプレイヤーの要素との対応関係を探るための調査・研究が行われました。その統計データに基づいて、ゲームシステムの人間工学的なデザインが試みられています。プロトタイプを用いたモニターテストの結果からも、プレイ後の気分の改善が認められ、有効性が示唆されました」と延べています。

《土本学》

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