Wiiはウイルスのようだけど、遊びたいゲームはまだないと苦言―Epic GamesのCEO
様々なゲームで利用されている名高いゲームエンジン「Unreal Engine」の開発元であるEpic GamesのMark Rein副社長はWiiを強い口調で非難して反発を受けたことで知られますが、今度は同社のCEOであるMike Capps氏がIGNとのインタビューの中で、「Wiiはウイルスのようなもの、本当に楽しめるゲームはまだない」とコメントしました。
任天堂
Wii
―――Wiiはどうですか?
Capps: ああ、僕も買ったよ。
―――ええ、みんな買ってます! パーティに持っていくと「おお! Wiiだ!!」と言われます
Capps: それは良くないところだね。えーと、Wiiに関しては2つあるね。1つは凄くいい所。個人的な体験だけど、両親と初めてゲームを一緒に遊んだのはAtari 2600の頃なんだ(1977年発売)。で、その次に一緒に遊んだのは『Wii Sports』のテニス。これは凄いことだよ。もう一度そんな日が来るなんてね。友達で集まるとき、家族で集まるとき、サンクスギビング(感謝祭)とか、Wiiは最高だね。もう1つは良くないところで、まるで奇妙なウイルスみたいなもんで、そこから一度もWiiで遊ぶことはないね。
―――つまり、真のゲーム体験ではないと・・・
Capps: その通り。ゼルダ(の伝説トワイライトプリンセス)も遊んだけど、楽しめなかったね。操作も昔のスタイルに戻ったし、それならゲームキューブ版の方がいいよ。マリオ(ギャラクシー)もリモコンを振るんじゃなくて、普通の操作だったし。だから、このゲーム機で遊びたかったものは何一つ遊べてないんだ。
何でウイルスかと言うと、まず誰かがWiiを買うとする。そして誰かと一緒に遊ぶ、すると「おお!こりゃすごい!俺も買わなきゃ」となる。最初に買った人は2ヶ月もすると飽きる、でも次に買った人がまた誰か別の誰かと遊ぶと、「おお!・・・」となって、このループ。凄い感染力だよ。Wiiを買った人は沢山知ってるけど、誰も電源を入れてないね。もちろん、Wiiが大好きな人がいるのは認める。でも僕自身は本当に遊びたくなるゲームをまだ待ってる状態ってこと。『Wii Fit』がそのゲームになるかは分かんないなあ・・・。