『レッツタップ』は「タップ」つまりは叩くゲームです。何を叩くかというと、箱です。箱の上にWiiリモコンを裏返しに置いて、箱を叩いてプレイします。箱を叩くと振動が起こります。それをWiiリモコンが感知するという仕掛けです。箱は何の箱でも大丈夫ですが、ゲームには使いやすい箱が2箱同梱されます。中氏は「自分のマイ箱を探して欲しい」と話しています。
2つ同梱されると書きましたが、ゲームには5種類のモードが収録されていますが、そのいずれもが4人までのプレイに対応しています。ゲームショウの会場で体験できたのは、「タップランナー」と「ビジュアライザー」という2つのモードです。
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コンパニオンさんと「タップランナー」をプレイ | ペンギンでも遊べるゲーム |
まず「タップランナー」は、二次元のSFチックな雰囲気のコースを右へ右へと進んでいくアクションゲームです。箱をトントントンとリズム良く叩くとランナーが走っていきます。小気味良く叩くと速く走ります。リズムが駄目だと走りも駄目になります。強く「パン」と叩くとジャンプします。この2つの動作たけでプレイします。コース中には当たると痺れて一定時間動けない罠や、近道になるルートがあり、上手くジャンプしながら進む必要があります。
少しプレイしましたが、箱をリズム良く叩いていくことで、リズムゲームのような雰囲気もあります。また、プレイしたことのある方はGC『ドンキーコング ジャングルビート』を思い出して貰えば雰囲気が伝わると思います。リズム良く叩くという動作が心地よく遊べます。
会場では2人でコンパニオンの方とプレイができました。1つの画面に2人のランナーが同時に走り、2人の距離が空いてくるとカメラが引きになって、どちらも画面の中に映るようになっています。"ペンギンでも遊べる"というくらいの簡単操作なので、色々な人と楽しめそうです。
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マイ箱も推奨 |
箱を叩くようなものでキチンとゲームになるのか不安な面もありましたが、ゲームのコアな部分は手触りよく仕上がっていたと感じました。3つほどステージを遊びましたが、あまり変化が感じられなかったので、先に進んで色々なステージがあればきっと更に楽しさが増すのではないかと思います。
2つ目の「ビジュアライザー」というモードは様々な絵が用意されていて、プレイヤーが箱を叩くリズムによって完成する絵が違ったり、絵の様子が変わっていく、というものです。叩いていくと墨で魚の絵が描かれていったり、振動によって跳ねるボールで玉入れができたり、叩くと水面に波紋が広がる、といったものがありました。インタラクティブな絵を楽しむというものです。
日本ゲーム大賞のフューチャー部門も受賞した本作。新感覚は是非一度体験してみてください。12月の発売予定です。