「Wiiウェアは自分で自分に投資できる」−世界を傾けボールを転がす『Equilibrio』

海外サイトGonintendoはWiiウェア『Equilibrio』のプレイ動画を公開しました。

任天堂 Wii
海外サイトGonintendoはWiiウェア『Equilibrio』のプレイ動画を公開しました。

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『Equilibrio』は4月6日から配信が始まったばかりのWiiウェア。

『Equilibrio』とはスペイン語で「バランス」の意味で、水平に持ったWiiリモコンで地形を左右に傾け、ボールをゴールへと入れることが目的となっています。
ボールには様々な種類があり、軽い紙のボールや、硬いが壊れやすい石のボール、重く壊れないが酸には弱い鉄のボールなどそれぞれの特性を理解することが重要となる模様。バランスWiiボードにも対応しており、スリリングなプレイが楽しめそうです。

開発元のDK GamesはニンテンドーDSに向けてパズルゲーム『FIZZ』『The Dream of Neko』やレースゲーム『Rapid Racoon』、育成ゲーム『My Little Flufties』などを開発したフランスのソフトハウス。

『Equilibrio』は13人のスタッフで7ヵ月をかけて制作。インディペンデント系のゲーム『fragile ball』にインスパイアされプログラムとデータを作者より購入、「あらゆる面を変える」形で開発を行ったといいます。

同社のリードデベロッパーであるChristophe Kohler氏は「2年の間、DSやWii用のゲームコンセプトをパブリッシャーに売り込んだが、誰も応えてはくれなかった。今はWiiウェアを通じて自分で自分に投資して発売することができる。人生が非常に楽になった」とコメントしています。

Wiiウェアなどのダウンロード配信は流通コストを省けるため、これまでよりも参入が容易になっており、Kohler氏の言葉は小規模なソフトハウスにとってダウンロード配信がいかにありがたいかを示すものといえるでしょう。

『Equilibrio』の価格は500ニンテンドーポイント(約500円)。現時点では日本での配信はアナウンスされていませんが、バランスWiiボードでのプレイを体験してみたい人も多いのではないでしょうか。

《水口真》

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