「Wiiの後継機はまだ」「我々は路線を変えない」−NOAのレジー社長

任天堂オブアメリカ(NOA)のReggie Fils-Aime氏はボストングローブ紙のインタビューに対し、今後のWiiの方向性を語っています。

任天堂 Wii
任天堂オブアメリカ(NOA)のReggie Fils-Aime氏はボストングローブ紙のインタビューに対し、今後のWiiの方向性を語っています。

Wiiユーザーは他機種のユーザーと比べてソフトを買っていないのでは?という質問に対しては、「米国で1900万台以上のWiiが販売されたというのは事実であり、これはソフトウェア産業をかつて見られなかった高みに引き上げている」とWiiの販売台数を例に挙げて反論。「世界中でDSが1億台、Wiiが5000万台売れていることは、デベロッパー(開発者)にとって素晴らしい経済モデル」であり、「我々の開発コストは業界で最も低い」とコメント。低い開発コストがソフトの売上に貢献しているとの見解を明らかにしました。

“ハードコア・アクションゲーマー”はプレイステーション3やXbox360で“ハイエンドゲーム”を楽しんでいるが任天堂はこうした市場に対応するつもりはありますか?という質問には「消費者は我々が提供しているゲームをエンジョイしており、250ドルという小売価格を愛している。我々は将来にわたってこの路線を変えるつもりはない」と答えています。

Wiiの後継機に取り組んでいるかと聞かれたReggie Fils-Aime氏は、「在庫問題が解決した今、焦点は、競争相手よりも多くを売り上げたハードに偉大なソフトウェア経験をもたらし続けることだ」とコメントし、現在はWiiの後継機を云々する段階ではないとの姿勢を明確化しました。

《水口真》

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